第7話

文字数 163文字

一人食堂で持参した弁当を食べていた時のことです。

「田村、隣いいか?」と聞き知った声が聞こえてきました。

「…」

何か断る理由を探しましたが、咄嗟には何も出てきませんでした。

会話に空白を作らないために
「うん…。いいよ」と私は言いました。

「あのさ、ーー」

クラスで人気者の川上優作。

私の立場を微塵も考えてくれない彼が大嫌いになりました。
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