第14話 プリクラふりかけ

文字数 142文字

 ハサミでしょきしょきと裏返したプリクラを刻む。
 もう顔も見たくないあいつと私がティッシュや菓子の袋へふりかけのように積もっていく。
 やっと切り終わった時、小さなゴミ箱にはこんもりと白い山ができていた。
「さよなら1万円くらい」
 被せていたビニール袋の口を縛って燃えるごみの中に投げた。
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