第32話 執着

文字数 141文字

 誕生日を祝っていると妻のスマホからメールの受信音が鳴った。
 途端に妻の表情が凍り付いた。
「どうかした?」
 僕が聞くと妻は取り繕うように笑顔に戻った。
 だが妻はスマホを確認しようとはしない。
 妻が席を外した時、悪いと思いつつ僕はスマホを見た。
 亡くなったはずの前妻からメールだった。
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