その4
文字数 406文字
痩せた、エルフの男だった。
背は、エルフとしても高めだった…種族の特徴である細い目、尖った耳、銀髪は、ただ、彼には余り気品を与えてくれていなかった。
イシュケリアン・エルフの特徴である、薄く青みがかった肌をしていた。
他の二人は、どちらも同じ位に太った、やや小柄な人間の男だった。
共に、禿髪だった。
顔は、似ていなかった。
入り口の方に素早く顔を向けたエルフの目に映ったのは、倉庫の中を滑らかに歩いて来る、二人の人間の男だった。
「…青い髪?」
真っ先に目が行ったのは、やはりそこだった。
髪の毛が青い男は、質素でくたびれた装いだったが、動き易そうであるのみならず、要所に厚手の革が縫い込んであって、身を守るに長けた衣服だった。
もう一人、金髪の男の方は、やはり質素だったが、ゆったりした感じ、着心地を重視した服だった…一見、戦う者の装いでは無かったが、エルフは、そうは見なかった。
背は、エルフとしても高めだった…種族の特徴である細い目、尖った耳、銀髪は、ただ、彼には余り気品を与えてくれていなかった。
イシュケリアン・エルフの特徴である、薄く青みがかった肌をしていた。
他の二人は、どちらも同じ位に太った、やや小柄な人間の男だった。
共に、禿髪だった。
顔は、似ていなかった。
入り口の方に素早く顔を向けたエルフの目に映ったのは、倉庫の中を滑らかに歩いて来る、二人の人間の男だった。
「…青い髪?」
真っ先に目が行ったのは、やはりそこだった。
髪の毛が青い男は、質素でくたびれた装いだったが、動き易そうであるのみならず、要所に厚手の革が縫い込んであって、身を守るに長けた衣服だった。
もう一人、金髪の男の方は、やはり質素だったが、ゆったりした感じ、着心地を重視した服だった…一見、戦う者の装いでは無かったが、エルフは、そうは見なかった。