その1
文字数 392文字
第四埠頭近くの、くたびれかけた倉庫に入っていこうとしている二人組の片方は、人間の男だったが、少々人目を引いた。
やや細身、背もそれ程高くは無いが、引き締まった身体…顔立ちは、さして特徴は無かったが鋭い印象で、ただそこまでは、目を引く要素は無かったが。
髪の毛だった。
全体、くっきりと青色をしていた。
身を飾る為にしているので無い、天然自然にその様であるらしかった。
短めに切り揃えられて、髪型自体には特徴は無かった。
腰の剣は幅広で、質素な革鞘に納められていたが…然るべき力を持った者は、剣にも目を止めたであろう。
力を持たずとも、見る目の鋭い者なら、何か有ると、感じ取ったかもしれない。
もう一方も、人間の男だったが、こちらも、そこそこ目を引いた。
濃い金髪で、そこは特に、珍しくは無かったが…特徴的、と言えるのは顔立ちで、退廃的な雰囲気の有る、美形だった。
やや細身、背もそれ程高くは無いが、引き締まった身体…顔立ちは、さして特徴は無かったが鋭い印象で、ただそこまでは、目を引く要素は無かったが。
髪の毛だった。
全体、くっきりと青色をしていた。
身を飾る為にしているので無い、天然自然にその様であるらしかった。
短めに切り揃えられて、髪型自体には特徴は無かった。
腰の剣は幅広で、質素な革鞘に納められていたが…然るべき力を持った者は、剣にも目を止めたであろう。
力を持たずとも、見る目の鋭い者なら、何か有ると、感じ取ったかもしれない。
もう一方も、人間の男だったが、こちらも、そこそこ目を引いた。
濃い金髪で、そこは特に、珍しくは無かったが…特徴的、と言えるのは顔立ちで、退廃的な雰囲気の有る、美形だった。