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文字数 437文字

「ウソ、ホント? ホントに好き? 」


「高橋さんは、Be Leftで自分のピンチを知ったら『助けに来て』じゃなくて、『通報して』なんだね」


 話を逸らされてしまった。でも、質問には答えないと。


「アタシ、前の学校で

の襲撃に巻き込まれて一学年消滅しちゃったからさ。助けてなんて、言えない」


 消防車のサイレンが止んだ。
 ちなみに、




 




「お巡りさんこっちです」


 近所の住民が警察と消防隊員を伴って公園へ入ってきた。


「マズイ、じゃっね☆」
 

 ベリは速やかに暗がりに消えると、原付バイクに乗って逃走した。追われ慣れているのか、ハンドルさばきに焦りが無い。
 

 ベリが去ったあとの公園は、14インチ(約35、5センチメートル)のボルト(クロスボウの矢)で地面が埋め尽くされていた。
 

クソエイムだ。


このザマでは確かに練習が必要だ。



「お嬢さん、大丈夫ですか」
 
 女性警察官に優しく尋ねられ、バンビーナは事の成り行きを説明した。
 

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