好きな人⑥
文字数 2,300文字
冬休み始まってから早いものであと残り二日で、三学期の始業式がはじまる。
病院に行こうと思いつつ、中々、足が動かず、気づいたらこんなに日にちが経っていた。
生理もいつの間にか終わったようで、あの激痛も治まった。
そして久々にヒップホップダンススクールに顔を出すと、あの学が俺の方に近づいて来る。
そう学は、このスクールで知り合い仲良くなった俺の好きな奴だ。
「進?ずっと来なかったけど具合はもう大丈夫なのか?」
「学、心配かけてごめん。あとで誰もいないとこで大事な話がしたいけど今日、大丈夫か?」
「大事な話?ここじゃ言えないこと?」
「うん、誰にも知られたくないから、学にだけは、知って欲しいから」
「俺にだけ?なんか意味深だなぁ、、、別に用事ないから構わないけど」
「ありがとう。」
やっぱり学のそばにいるとドキドキする、これって女性ホルモンとか関係してるのかな?そう思っていると
「ところで、進、お前、早いとこ着替えないと先生来るぞ!」
「それは心配ないよ!もう下に着てきたから」
そう言うと上に着ているパーカーなど脱ぐ。
「!っ用意周到だなぁ!びっくりしたぜ」
そりゃあ、そうだろ、もうみんなと着替える訳にいかないし、いつ、身体の変化が急激にはじまるかわからないし、
そして、久々にジョイ窪田(くぼた)先生が登場する。
世界のヒップホップダンス界では有名な男性ダンサーで日系アメリカ人らしいので日本語が変だ。
それと彼のダンスはきれがありいつも目が放せない。
先生と目が合ってしまった。
「ミスターマナベ!体調はもう大丈夫?今日は、無理せず、ユーのペースで練習オッケイね!」
「先生!ありがとうございます。無理なく行きます。」
そして、久々に踊りまくった。
やっぱりダンスって楽しい♪横には学が踊っている。
カッコいいなあってつい見とれていると
「ミスターマナベ?ホワット?なにしてます?」
いけねぇ、集中しなきゃ
「先生!すみません。まだ本調子じゃないみたいで、少し休みます」
「オッケイ!ミスターマナベ!無理よくない!」
俺は、踊るのをやめて、みんなの邪魔にならないように隅っこで休むことにした。
汗がしたたり落ちてくる、確かスポーツバッグにタオル入れてたことを思い出しバッグを開けると手探りで取り出し汗を拭う
あれ?汗で練習用のレオタード透けて乳首がはっきり見えてるような?以前の俺なら気にも止めてなかったが、流石に、自分が女だと認識してから気になってしょうがない。
周りはたまたまだろうけど俺、除いて(多分)全員男だし、気を抜くのは危険だ。
確かパーカーとかは練習用の鏡の前に脱ぎ捨てたよな?
早いとこみんなが練習してるあいだにとりに行ってこの上に着ないと、移動中は念のため、タオルで乳首隠そう!
⋮進?なにやってるんだ⋮←学の心の声
学は、首を傾げて踊るのをやめてるようで、お願いだからこっち来ないでと祈りながらパーカーだけ拾うと、直ぐに羽織り、元いた場所に戻ると安堵のため息をつく、同時に学が、俺に近づく、ドキドキが止まらず、顔が徐々に紅潮していく。
「進?いつもと様子がおかしいけど、最近、なんかあった?」
顔が近いよ!ドキドキが早まるし、
「学、あとで話すから、恥ずかしいから俺の事、あんまり見ないでくれるとありがたい」
「恥ずかしい?どうして?進?大丈夫か?」
と言うと学はおでこに手を当てる。
胸が熱い、俺自身、以前よりも凄く意識しているのがわかる。
やべぇ、周りがおかしいと思うから平常心に早いとこ戻らないと、そう思ってたら唇になにかが重なるのを感じた。
え?なにが起きた?
どうやら学にキスされてるのに気づく。
周囲は、まさかの展開に踊るのを一斉に止めていた。
「ホワット?ミスタータチバナ(学)ボーイラブ?」
「橘(たちばな)なにやってるんだ?」
「学?どうしたよ?」
周りがざわざわしているのがわかる。
「なんでもない!みんな、びっくりさせてごめん。ほんのジョークだよ(笑)こっちの方は、気にしないで練習続けてくれ」
俺は、目から涙がにじみ出てくるのを感じ、そして学から飛び出たジョークと言う言葉にショックを覚えた。
「ジョークってなんだよ(泣)俺は、俺は、(泣)」
「進?」俺の涙に気づいたのか、俺のあとを追う足音が聞こえる、多分学だろう。
俺は、いつの間にか誰もいない更衣室に逃げ込んで泣き崩れていた、あとから学が入って来る。
「進?どうしたんだよ?あの場合は、ああ言って誤魔化す他ないだろ?お前らしくないから俺自身がおかしな気持ちになるんじゃないか?これ見ろよ?お前でめちゃ反応してる、そう言えば俺に話があるんだよな?今、誰もいないから言ってみ」
俺は、立ち上がると学に抱きつきキスを返した。
「俺は、俺は、学が好きなんだ!ずっと気持ちを押さえてたけど、押さえなくても良くなって、俺、半分女なんだよ!学のためなら本来あるべき姿に戻り、女として人生やり直したいと思ってる。学との子ども産みたいし彼女にして欲しい(泣)」
学は優しく俺の頭を撫でたあと俺の涙を拭った。
「俺も好きに決まってるだろ!さっきから下が大きくなってるのが証拠だ!好きじゃなきゃキスなんてしねぇよ!」
「俺の事、気持ち悪く思わない?半分男、半分女だよ?」
「思うわけないだろ!進!大好きだよ!」
「嬉しい(泣)俺も大好きだよ!」
中々、手術するのこわくて躊躇していたけど学に気持ちを伝えたことにより勇気が込み上げてきた。
病院に行こうと思いつつ、中々、足が動かず、気づいたらこんなに日にちが経っていた。
生理もいつの間にか終わったようで、あの激痛も治まった。
そして久々にヒップホップダンススクールに顔を出すと、あの学が俺の方に近づいて来る。
そう学は、このスクールで知り合い仲良くなった俺の好きな奴だ。
「進?ずっと来なかったけど具合はもう大丈夫なのか?」
「学、心配かけてごめん。あとで誰もいないとこで大事な話がしたいけど今日、大丈夫か?」
「大事な話?ここじゃ言えないこと?」
「うん、誰にも知られたくないから、学にだけは、知って欲しいから」
「俺にだけ?なんか意味深だなぁ、、、別に用事ないから構わないけど」
「ありがとう。」
やっぱり学のそばにいるとドキドキする、これって女性ホルモンとか関係してるのかな?そう思っていると
「ところで、進、お前、早いとこ着替えないと先生来るぞ!」
「それは心配ないよ!もう下に着てきたから」
そう言うと上に着ているパーカーなど脱ぐ。
「!っ用意周到だなぁ!びっくりしたぜ」
そりゃあ、そうだろ、もうみんなと着替える訳にいかないし、いつ、身体の変化が急激にはじまるかわからないし、
そして、久々にジョイ窪田(くぼた)先生が登場する。
世界のヒップホップダンス界では有名な男性ダンサーで日系アメリカ人らしいので日本語が変だ。
それと彼のダンスはきれがありいつも目が放せない。
先生と目が合ってしまった。
「ミスターマナベ!体調はもう大丈夫?今日は、無理せず、ユーのペースで練習オッケイね!」
「先生!ありがとうございます。無理なく行きます。」
そして、久々に踊りまくった。
やっぱりダンスって楽しい♪横には学が踊っている。
カッコいいなあってつい見とれていると
「ミスターマナベ?ホワット?なにしてます?」
いけねぇ、集中しなきゃ
「先生!すみません。まだ本調子じゃないみたいで、少し休みます」
「オッケイ!ミスターマナベ!無理よくない!」
俺は、踊るのをやめて、みんなの邪魔にならないように隅っこで休むことにした。
汗がしたたり落ちてくる、確かスポーツバッグにタオル入れてたことを思い出しバッグを開けると手探りで取り出し汗を拭う
あれ?汗で練習用のレオタード透けて乳首がはっきり見えてるような?以前の俺なら気にも止めてなかったが、流石に、自分が女だと認識してから気になってしょうがない。
周りはたまたまだろうけど俺、除いて(多分)全員男だし、気を抜くのは危険だ。
確かパーカーとかは練習用の鏡の前に脱ぎ捨てたよな?
早いとこみんなが練習してるあいだにとりに行ってこの上に着ないと、移動中は念のため、タオルで乳首隠そう!
⋮進?なにやってるんだ⋮←学の心の声
学は、首を傾げて踊るのをやめてるようで、お願いだからこっち来ないでと祈りながらパーカーだけ拾うと、直ぐに羽織り、元いた場所に戻ると安堵のため息をつく、同時に学が、俺に近づく、ドキドキが止まらず、顔が徐々に紅潮していく。
「進?いつもと様子がおかしいけど、最近、なんかあった?」
顔が近いよ!ドキドキが早まるし、
「学、あとで話すから、恥ずかしいから俺の事、あんまり見ないでくれるとありがたい」
「恥ずかしい?どうして?進?大丈夫か?」
と言うと学はおでこに手を当てる。
胸が熱い、俺自身、以前よりも凄く意識しているのがわかる。
やべぇ、周りがおかしいと思うから平常心に早いとこ戻らないと、そう思ってたら唇になにかが重なるのを感じた。
え?なにが起きた?
どうやら学にキスされてるのに気づく。
周囲は、まさかの展開に踊るのを一斉に止めていた。
「ホワット?ミスタータチバナ(学)ボーイラブ?」
「橘(たちばな)なにやってるんだ?」
「学?どうしたよ?」
周りがざわざわしているのがわかる。
「なんでもない!みんな、びっくりさせてごめん。ほんのジョークだよ(笑)こっちの方は、気にしないで練習続けてくれ」
俺は、目から涙がにじみ出てくるのを感じ、そして学から飛び出たジョークと言う言葉にショックを覚えた。
「ジョークってなんだよ(泣)俺は、俺は、(泣)」
「進?」俺の涙に気づいたのか、俺のあとを追う足音が聞こえる、多分学だろう。
俺は、いつの間にか誰もいない更衣室に逃げ込んで泣き崩れていた、あとから学が入って来る。
「進?どうしたんだよ?あの場合は、ああ言って誤魔化す他ないだろ?お前らしくないから俺自身がおかしな気持ちになるんじゃないか?これ見ろよ?お前でめちゃ反応してる、そう言えば俺に話があるんだよな?今、誰もいないから言ってみ」
俺は、立ち上がると学に抱きつきキスを返した。
「俺は、俺は、学が好きなんだ!ずっと気持ちを押さえてたけど、押さえなくても良くなって、俺、半分女なんだよ!学のためなら本来あるべき姿に戻り、女として人生やり直したいと思ってる。学との子ども産みたいし彼女にして欲しい(泣)」
学は優しく俺の頭を撫でたあと俺の涙を拭った。
「俺も好きに決まってるだろ!さっきから下が大きくなってるのが証拠だ!好きじゃなきゃキスなんてしねぇよ!」
「俺の事、気持ち悪く思わない?半分男、半分女だよ?」
「思うわけないだろ!進!大好きだよ!」
「嬉しい(泣)俺も大好きだよ!」
中々、手術するのこわくて躊躇していたけど学に気持ちを伝えたことにより勇気が込み上げてきた。