第7話 本郷三丁目の恋人
文字数 758文字
○本郷三丁目の下宿先、槍田荘007号室
トントンっ!(玄関を叩く音)
本郷くーん!❤️
いるー?
ミヨね〜、お稲荷さんつくってきたのよ。
本郷君が好きだって聴いたから〜❤️
ガチャ
ミヨ、タッパーに入った稲荷寿司を本郷三丁目に手渡し、差し当たり四畳半の片付けを始める。
立ったまま、早速にモグモグする本郷三丁目。
わー、この丸まったティッシュなーに?
何か栗の花の匂いがするんだけど。
そっ、それはー
そうだった、○ハムの栗山監督が訪ねてきたんだ。(かなり苦しい言い訳)
へー、本郷君って有名人の知り合いがいたのね。見直したわ。
ミヨちゃんが四つん這いになって拭き掃除をしているお尻を見てひそかに発情する本郷三丁目。
あー、ミヨのお尻をヤラシイ目で見てる。本郷君、やりたそう。
やりたくない。やりたくない。
モグモグ
今度は、ヤリイカのイカ飯がいいなっ。
(かなり苦しい言い訳2)
トントンっ!
(玄関を激しく叩く音)
本郷さんっ。いるんでしょ。返事して!
ちりチリーン♪
変態っ!
○槍田荘、小一時間後