第10話 怪人売国奴

文字数 597文字

本郷三丁目が、長寿庵号で永田町界隈を流していた時の事である。
バリバリ、スコンスコン!
セーキヒセーキ♪

からっからっ♪

口は出しても金だすな♪

何やら変テコな唄が聴こえて来た。
そこなミルクセーキを呑みながら変な唄を歌っている御仁っ、君は何をしているんだっ?
日本人をセイキとヒセイキに分けて、和を破壊しているのさっ。
な、何いっ?そんなことしてどうなるっ?和は、平城京以来の日本の宝だぞ!
日本の国際競争力を落とせば、ボクは国際メジャーからお金が貰えるのさ。
貴様っ、MAJICA の怪人だなっ!成敗してくれるっ、変態って!
本郷三丁目の江戸風鈴が鳴った。

チリチリ〜ん。

正体を見せろ!勝負だ!
(怪人売国奴)セーキヒセーキ、

チンコロリン♪マンコロリン♪

不気味な唄を歌いやがって、セーキヒセーキの意味が違うってんだ!
(怪人売国奴)そういきりたつな、俺は金のなる木だ。一緒に日本を売らないか?儲かるぜ。
ええっ?そんなに儲かるの?
だから、正義のヒーローがカネでブレるな!
おおっ、そーだった。筆者が貧乏暇無しだから、この辺で結着をつけてやるっ!台風19号旋風脚、とーって。
うー、去年の話をされても困る。

ボンっ!

今日はマジっ?
成敗にスペシャル気合い入れたからねっ!

Byebye、売国奴っ!

本郷三丁目は、成敗を完了するとまた長寿庵号で颯爽と本郷三丁目に帰っていった。
バリバリ、スコンスコン!
ヤッパリゼロハンは、坂道きっついな。
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