第6話 「珍竹林」への挑戦

文字数 567文字

○東京台東区、そこそこに美味しい路地裏のB級グルメ、中華料理店「珍竹林」
オヤジ、いつものやつ頼む。あれが、俺のパワーの源になるんだ。
本郷三丁目、好物の麻婆豆腐定食を注文。
あいよー、はーっ、ティーって!
麻婆豆腐定食が運ばれてくる。

堪能する本郷三丁目。

うっ、口の中に違和感を感じてイヤにピリッとしやがる。
そんなことないアルよ。

うっ、ゴホンゴホン!

俺を悪質な武漢熱ウイルスで毒殺しようとしても無駄だ!なぜならオレは改造人夫だからな!変態っ!トゥーちゃん。
ちりチリーン♪
MAJICA の怪人だな貴様出て来い!結着をつけて成敗してやる!
怪人珍竹林登場。
香港金華豚ソーセージヌンチャクをくらえ!
ブンブンっ、ペチャ!
いってーな。
貴様っ、香港カンフーの使い手だったとはな。赤門浪人生腹ペコキーック!
ギョエー、今時の日本には珍しい蛍雪のコウにやられたアル。
本郷三丁目の一撃であっけなくやられる口程にもない珍竹林。
ふんっ、珍竹林のオヤジなど所詮は漢字の部首みたいなもんさね。
そのココロはっ?
へんなヤツさっ。
本郷三丁目は、また都営大江戸線で悠々と去って行った。
○珍竹林、小一時間後。
マスター、さっき変なお客さん来ませんでしたか?
うん、麻婆豆腐定食に唐辛子をタンマリかけて何やら騒いでおったがな。
完食してるし、唐辛子はかなり減ってるし、熱でもあったのかしら。
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