Angel 11「俺は軽蔑されたぞ」
文字数 442文字
「ありがとう……ござ……います」
「いやいやいや！ 俺が礼を言うところだろ」
「ふうっ」
「真美子、またやせたな……」
「困りました。力を放ちすぎたみたいです」
「お前、こんなに可愛……」
「何言ってんのよ。バカ男」
「あっ、紅子 さん」
「いきなり現れてバカ男とは何だ！ 目付きの悪い女！」
「やせたら可愛いとか、女の外見で態度変えるとか、そんなバカ男と話す気はないわ。私は無駄な時間を過ごすのは嫌なの」
「紅子さん、お相手の女性のほうは無事ですよね？」
「女性？」
「うるさいわねぇ。あんたのところに来たんだから、相手の子のほうも＠∴φ‰＊Zが狙うのは当然でしょ！ ササッと退治したから」
「安心しました」
「真美子、このドＳな雰囲気漂わせた女は誰だ？ 性格も背格好もお前と正反対だ。『あなた、明日から担当外れていいわよ』とか表情も変えずに言いそうだ！」
「あんたとの会話は無駄。真美子、強いあなたが派遣されて良かったわ。このバカ、１５回くらいくたばればいいのよ」
「私は、まだまだ未熟です」
「強い？」
