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取っておきの不吉
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目次
第1話 色気付く祈りで呪って
文字数 173文字
軒下で暮らすバナナ色の野良猫。
名前はワイン。
口癖は不安。
夢は切実。
右目はビー玉で片耳がなく、牙は音に噛みついたという。
ワインはしっぽでベッドを汚し、温もりよりもローマ字を愛した。
そのくせ、残り物には福がなく、十字架を捨て、かわりにノコギリを背負って這いずり回った。
やがてワインは軒下を逃れ、呪いをくまなく探し、窓を開けて、日陰で愛を語るのであった
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第2話 またとない呪いの言葉
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第3話 チョコキュー
第4話 ラブホで老婆が口ずさむ最先端の真理
第5話 全自動お殿様気分殺人事件
第6話 取っておきの不吉
第7話 6月15日
第8話 クイズ形式の八方塞がり
第9話 お手頃な発狂
第10話 月夜
第11話 稀にみる祟り
第12話 すこぶるご破算
第13話 少女趣味
第14話 ヘイ、昔話
第15話 クリスマスだ!
第16話 峠の車
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