第1話:ひまわりと太陽(その3)
文字数 608文字
ひまわりとミドリが教室に向って歩いている時だった。
「キャーッ!」
と女の子達の叫び声が聞こえてきた。
「何ごと?」
ふりかえるとそこには女の子に囲まれた1人の男の子がいた。
サラサラの髪に、見つめられると吸いこまれそうなほど黒い瞳、微笑めば周りの女の子がたちまちキュンと恋してしまいそうな彼は・・・
「1組の桐島太陽だ。
今日も朝からもててるね~」
ミドリがそう言ったので、ひまわりも思いだした。
「あ!そうそう桐島くん!
成績優秀で、スポーツ万能、おまけにイケ面でパーフェクトな人なんですよね」
女の子達は手作りのお菓子を太陽にそれぞれ差し出している。
太陽は1つずつ受け取って、
「ありがとう、またおやつに食べるよ」
と笑顔でお礼を言っている。
ミドリはひまわりにコソッと顔を寄せて、
「見た見た?あの人当たりの良さ。
イケ面だけど、気取ってない感じが女の子ファンを増やしている要因みたいよ」
とささやく。
「ほんとですね」
ひまわりは改めて太陽を見てみた。
その名前の通り、彼の周りには太陽のような黄金のオーラが満ちあふれているような気がする。
『すごいなあ・・・
「太陽」って名前の通り、自信に満ち溢れていて、自ら輝いているって感じですもの。
弱気な私とは正反対で、なんだか・・・うらやましいです・・・』
その時だった。
1人の女の子が太陽に近づいていく。
「あのっ、桐島くん!」
「はい?」
「私・・私・・・っ、
ずっと桐島くんが好きでした!つきあってください!」
「キャーッ!」
と女の子達の叫び声が聞こえてきた。
「何ごと?」
ふりかえるとそこには女の子に囲まれた1人の男の子がいた。
サラサラの髪に、見つめられると吸いこまれそうなほど黒い瞳、微笑めば周りの女の子がたちまちキュンと恋してしまいそうな彼は・・・
「1組の桐島太陽だ。
今日も朝からもててるね~」
ミドリがそう言ったので、ひまわりも思いだした。
「あ!そうそう桐島くん!
成績優秀で、スポーツ万能、おまけにイケ面でパーフェクトな人なんですよね」
女の子達は手作りのお菓子を太陽にそれぞれ差し出している。
太陽は1つずつ受け取って、
「ありがとう、またおやつに食べるよ」
と笑顔でお礼を言っている。
ミドリはひまわりにコソッと顔を寄せて、
「見た見た?あの人当たりの良さ。
イケ面だけど、気取ってない感じが女の子ファンを増やしている要因みたいよ」
とささやく。
「ほんとですね」
ひまわりは改めて太陽を見てみた。
その名前の通り、彼の周りには太陽のような黄金のオーラが満ちあふれているような気がする。
『すごいなあ・・・
「太陽」って名前の通り、自信に満ち溢れていて、自ら輝いているって感じですもの。
弱気な私とは正反対で、なんだか・・・うらやましいです・・・』
その時だった。
1人の女の子が太陽に近づいていく。
「あのっ、桐島くん!」
「はい?」
「私・・私・・・っ、
ずっと桐島くんが好きでした!つきあってください!」