第32話 とりあえず3年

文字数 879文字

 久々に太極拳の様子を。

 石の上にも三年、などと言うのは昭和世代だけ?この投稿とほぼ同時期に始めた太極拳は、未だ続いている。私は両親に好奇心旺盛で見栄張りの上、何でも飽きっぽく続かない娘だと思われていたが、子どもたちを育てる間に『随分変わった』と言われるようになった。きっと親としての見栄が、良い方に転んだのではないかと思ったりもする。

 では、太極拳は何処がどう変わったか。
今や私は古参。後から入ってきた人の中には私の動きを見ながらやっているらしく『ariayuさんが休まれると困る』と言ってくださることも。悪い気はしないが、本当のところは最近やっと少しだけ腹式呼吸を入れながら動けるようになったくらい。まだまだぜんぜんなのだ。簡化24式太極拳の16番目辺りまで進んだ。早いか遅いかは経験者ならお分かりかと。先週、古参の1人が先生に相談をしていた。

『自分たち(古参)は、もう3年やっている。新しい人が入って来る度に、基本(最初の動作)に戻るのはいかがなものか。この調子ではなかなか進まない』

 太極拳はゆっくりとした動きだが入っていきなり型を見せられても真似できない。だから基本を教えるのは理解出来るが……はたして今週のレッスンに基本はあるのか無いのか。興味津々だが少々不安。私はどんどん進めてくださいと言えるほどの古参ではないので(汗)受講生のレベルがいつまで経っても揃わないのは、先生のやり方だけに限らず窓口にも問題があるように思うが。太極拳だけでなく、大人相手の講座はいろいろと難しい。

 始めたころは太極拳に没頭したくて『友だち不要。話しかけるな』オーラを放っていた私だが、3年も経つとそうもいかなくなり、軽い挨拶だけでは済まず、遂にはグループLINEへの仲間入りとなった。また時折り旅先土産をいただくこともあるので、もちろん私もお返しを。講座というのはこういうことを含めてのものだと改めて観念している。

 太極拳の前日や当日の朝にYouTubeで型の復習をしてから行くようにしています。没頭と言うよりも、私の動きを見ている人に迷惑がかからないように。

 
 
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