第37話 ロス

文字数 922文字

 今日で終わってしまいます。こんなにもガッツリのめり込むとは思いませんでした。

 何がって?福来スズ子。NHK連続テレビ小説の『ブギウギ』のこと。最初はキャンディーズの伊藤蘭さんの娘(趣里さん)が主役だと知り、興味本位でチラッと見たかっただけ。それが演技力も脚本も気に入り続きが見たいと思うようになって、もう最終回。脇役の草彅くんや木野花さんのそっと寄り添う立ち位置もバツグン。キャスティングって大事だなぁってつくづく思う。4月からのドラマも楽しませてくれるといいな。

 充分な大人になってからNHKは私のメインチャンネルになった。特にドラマ。上から目線で申し訳ないが、作り込んでる感がビンビン伝わる。今や大河ドラマは私にとって、なくてはならない癒しの放送だ。一年間じっくり見ているので、最終回が近づくとロス感が半端ない。大河ドラマが好きになったきっかけは堺雅人さん主演の『真田丸』そこから少し飛んで長谷川博己さん主演の『麒麟が来る』から毎年欠かさず見ている。一昨年の『鎌倉殿の13人』は脚本が三谷幸喜さんだったので、私の中ではどハマりだった。最終回を迎えた時はロスもロス。録画していたので、何度か見返した。特に小栗旬くん演じる義時と小池栄子さんの政子とのやりとりは今でもほっこりとした記憶が残る。

 年度末の3月はラジオ番組でも最終回が多い。以前の投稿にも書いたかもしれないが、私は10代の頃からのラジオっ子。学生時代にはラジオ局でバイトをしたこともある。辛く淋しい時もラジオを聴いては気持ちを変えた。中部地方に住む私のお気に入り局は『東海ラジオ』
昨年からトークよりも楽曲をメインに構成する番組ばかりの局へと変貌を遂げた。お気に入りのパーソナリティは去り、今は肩書きがDJと呼ばれる人が、時折りFM局のような英会話を挟みながらポップに話している。ガラリと変わった去年の春も耳慣れたパーソナリティの『しゃべくり』にロスして、耳が迷子になっていたな……

 昨日、桜の開花宣言があった。この時期は期待溢れるというよりも、穏やかな物悲しさに包まれる日々の方が私には合っている。

 草彅くんと小栗くんは私の中ではアイドルなので敢えて

付けにしませんでした(笑)
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