比良坂工場の蔓薔薇

[現代ドラマ・社会派]

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7件のファンレター

黄泉工業団地内にある、株式会社比良坂。パート社員、白川美玖の日記。
 
白川 美玖(しらかわ みく):パート 組立・梱包作業 高卒 26歳
来栖 翠(くるす みどり):社員 経理担当 大卒 25歳 

目次

完結 全1話

2023年03月01日 21:45 更新

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ファンレター

「らしさ」静かに爆発!

佐久田さん、こんばんは。 こちらはまず、佐久田さんの得意分野である植物が作中に散りばめられ、いいなあ、と思いました。 そしてこれも重点テーマである新興宗教。これはいろいろ意見があるでしょうが、ここを切り口にして個人の心理的葛藤を分かりやすく描いていて、やはり「らしさ」がしっかりと出ているなあ、と感心しました。 有り難うございました。

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背徳的な窃視的ドキドキ感

日記形式のこの作品。日記文学と呼ばれるものも純文学のサブジャンルにはあるけど、その日記形式であることの「おいしさ」が、短いなかに詰まっていて、ドキドキしました。ほかのひとの日記を読むときの「ほんとに読んでいいのかな……?」っていう窃視的な、ちょっと背徳的な、倒錯的性癖を刺激する……それがひとのこころだったらなおさら興奮する。作中に書かれている言葉の断片を拾うと、その窃視的に読まれるだろうことを意識して書いているのがもう、作者が確信犯であることを証明している。あー、ドキドキしましたぁ!!

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蔓薔薇のイメージが眼に残ります

余計な部分を極力省き、簡潔な日記形式で淡々と描かれる日常の記録。 でも、その裏からはだんだん不穏な影が滲み出し…… 一種のホラーとして、とても面白く拝読しました! 来栖さん視点ではなく、白川さん視点で描いたところがユニークで、この設定が作品の肝であり、核の部分になっていると感じました。 日記の日付も印象的です。一週間に一度かと思えば、二週間後になったり、逆に三日後だったり……。特に「5月26日」、タイトルにもある蔓薔薇が描写されたと思うと、そこから次の記述までひと月空くんですよね。こ ... 続きを見る

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ひとりの女性の人生の片鱗を垣間見る

冒頭の固有名詞のセンスからして佐久田さん節炸裂ですね! 日記調で綴られる簡潔な文章。穏やかに淡々と進んでいく日々、と思いきや、二日めの時点で急に不穏な単語が表れてぐぐっと引き込まれていきます。 終始、書かれているのは白川さん視点のごくシンプルな情報で、そのシンプルさが、書かれなかった部分を逆にくっきりと際立たせるようで。感じるのは「孤独」という冷たい手触り。 白川さんにとって心の拠り所である「それ」がもしなかったとしたら、彼女は周囲のひとたちともっと打ち解けることができたのだろうか、と考え ... 続きを見る

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確かなかなか。

日記風に断片的に語られているのが、想像を掻き立ていますね。言葉にならない主人公の焦りや葛藤のようなものを感じます。

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ガツンときました。

 佐久田さんのお話は淡々と描かれているようで、時々心が急ブレーキを踏むようなパワーのある文章がありますね。私にとって今回は「女以上に男は冷たい。」この一言が突き刺さりました。彼女の底知れない孤独が垣間見えるようで、息をのみました。一緒に旅行に行ったりする起伏のある付き合いも楽しいけど、根雪のような地味な友達はいいですね。うらやましいけどなかなかそういう交友関係は築けない。そういった心の繋がりの記憶が、彼女のこれからの人生の闇を少しでも明るく照らしてくれればいいなと思いました。

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もっと読みたい!

佐久田さん、こんにちは! 日記調で、そのうえ簡潔に書かれているところがとても読みやすくてサクサク読めました(^-^) 他の誰かとは違う、そんな風に思える相手が1人いることで、本当はもう他に救いを求める必要はないのにと思うと切なかったです。 そして見た目による勝手なイメージはプラスの意味で言われても自分にとってはマイナスなことってあるよなぁというモヤモヤした共感も、来栖さんの裏表のない言葉でスカッとしました\(^-^)/来栖さん、いいですね、好きです!! 一度心を支配したも ... 続きを見る

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小説情報

比良坂工場の蔓薔薇

佐久田 和季  202004

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
【課題文学賞その六】, 忘れられない友達
総文字数
1,995文字
公開日
2023年02月18日 16:08
最終更新日
2023年03月01日 21:45
ファンレター数
7