君の名は夕顔

[恋愛・ラブコメ]

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優秀な生徒が通う、小中高一貫の羽河学院高等学校。
倍率の高い高校入学組の私、松永颯子は、小学校入学組の高橋美玖さんと親しくなる。
二人で古典文学について語り合う、清らかな日々だったのに。

目次

完結 全3話

2022年05月17日 07:28 更新

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なかなかきつい!

なかなかきつい話でした!でも話の流れはとても素敵です!最後まで読んで心がとてもきつく感じます!余韻が残っています! それと返事と感想もありがとうございます!

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面白かったです

佐久田さん、こんにちは。とても面白く読ませて頂きました。古典ってわりと身も蓋もないので、オチも上手いなあと思いました。

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発情に恋と名付けて

お題をもとにみなさんが作品を発表されるのを見て、すごいなぁと驚いています。 佐久田さんの手にかかれば「登場人物4人の恋愛物」というお題がこんなに深い作品に料理されて……。 痛い……。切ないとも苦しいとも違う、いたいです。ひりひり程度かと思いきや、致命的にもなりかねないギザギザの刃をした凶器で肉をえぐられたような痛みです。でも見覚えが……、または身に覚えが、かもしれません。 高校一年生から二年生にかけての風景。こどもから大人へ、個人によってタイミングはそれぞれだけど、心身ともに変わっていく季 ... 続きを見る

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何を学んだのか

佐久田さん、「君の名は夕顔」を拝読しました。 佐久田さんらしいテーマですが、明るい調子にならないままラストまで行き、少し意外です。が、それも新鮮でした。 「『源氏物語』で何を学んだのか」は、僕の中でヒットです。 2022.4.24のNHKスペシャルでエジプト考古学の河江肖剰が「人類は歴史から何も学んでいないのではないか」 とおっしゃっていて、そこにこの一文が飛び込んだ形です。 いや、我々の日常も、もちろん昨今の世界情勢も含め、みんな何のために勉強してきたんでしょうね。 そして ... 続きを見る

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苦く、切ない。

おお、これは……。途中からなにやら雲行きが怪しくなってきたと思ったら、まさかの展開に。衝撃でした。 一歩退いた松永さんの淡々とした語り口に、きっとここには書かれていない風景があるのだろうなと思いを馳せました。 そして、最後。それまで抑えられていた感情の吐露に、胸を衝かれました。苦く、切ない読後感。 (ちょっとネタバレすみません) 彼の境遇には同情しますが、自分を優位に立たせて相手を粗雑に扱うやり口は、まさに自分がされて傷ついたことをそっくりそのまま他人に背負わせているみたいで、「正気 ... 続きを見る

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悲しいけど好き!

うーん切ない~。 主人公の「松永さん」の繊細な心の動きが的確に、そして巧みに描かれていて、すっかり感情移入して読んでしまいました。 第3話の「〇〇の香りが●●のように佇む」という一行がすごく印象的です。香りからその人が映像的に浮かぶというより、もっと強く立体的に、物質的に感じられる気がして…。『源氏物語』と響き合うような情感の表出がすばらしかったです! ラストの三行は悲しくて、痛みがあって…でも、わたしは好きです(*^^*)

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最後の三行が……

 最後の三行が、最後の三行が、もう頭をがーーーーーんとされたくらいのインパクト。高橋さん達のこのような関係は時々あることのように思いますが、この最後の展開で、いままで語り手として冷静に気持ちを語っているかのようにみせていた主人公の深いところの内面が急に露わにされて深い沼に引きずり込まれるような感覚でした。  源氏物語の冒頭でギブアップした私ですが、充分にこの物語の世界観に浸れました。夕顔とか空蝉とか知っていればもっと楽しめたかも知れませんが、充分心に刻まれました。読み終えて、ああこれは主人公の ... 続きを見る

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小説情報

君の名は夕顔

佐久田 和季  202004

執筆状況
完結
エピソード
3話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
【課題文学賞1】, 恋愛, 高校生, 青春, 源氏物語
総文字数
3,493文字
公開日
2022年04月23日 21:37
最終更新日
2022年05月17日 07:28
ファンレター数
7