すべての雨上がりに

文字数 1,121文字

全ての雨上がりに「虹」がかかるわけじゃないからさ、
いやむしろ殆どの雨上がりは虹でない。
涙の後には虹が出る、とかさ、苦難を越えたら必ず幸福が担保されている、みたいに歌うのは詩人として無責任だと思った。

ずぶ濡れで虹のない空を見上げる人に何が言えるか、またはどう沈黙できるか、
を探求するのが詩人の仕事だ。

僕は、いや俺はそう思った。

* * *

ところで、これは本当にあったことなのだけれども、僕が中2の時に
「女の子の価値は"おっぱい"か」
という議題を真面目に話し合う授業が本当にあったの…。
いや、これ本当にあったの。
性教育だったのか同和教育だったのかちょっとハッキリ記憶していないのだけれども。
担任教師曰く、

おっぱいのすぐ上には顔があります。おっぱいはチラッとだけ見て、あとはその人個人のことを見ましょう。男女が分かりあうために、おっぱいと顔は近いのです。

というのがメインメッセージだったみたい。
教師というのは、そのときはチンプンカンプン♩だけれど、大人になって起爆する言葉を生徒に植え付けることがある。
その言葉も、その授業そのものも、そうだった。
ずっと心のどこかに隠れていて40年後とかに突然火を噴く爆弾。

まんまと私は、いや僕は先週の水曜日くらいにハッとした。

当時、この授業は校内のちょっとした事件としてちょっと燃えた。内容もぶっ飛んでるけども、断固反論する教師が現れたのだった。

違う違うそうじゃない。
おっぱいの上に顔があるのじゃなくて、顔の近くに性的シンボルを作るためにおっぱいが発達したのだ



それは理科の教師で、真向(まっこう)からうちのクラス担任とやりあった。

どっちでもいいかな今は。

* * *

暑さ対策だけしていたらやはりエアコン風邪をひいた。
張り付くような喉の違和感と痛み、滝のようなハナミズ、ちょっとだるいが熱はない。念のため筋トレはお休み。

* * *

風邪がひどくなる前日、帝釈天(たいしゃくてん)の参道に出掛けてみた。
わらび餅のドリンクが飲みたくなってしまったのだ。
これはいまにして思えば、私に、いや僕にしばしば現れる体調を崩す直前サインだったかもしれない。

ある特定のものが無性に食べたく(飲みたく)なるやつ。

読者の皆さんにはこういうサインあるだろうか?

あ、今おれあなたに話しかけましたね。きもくないですか?
大丈夫ですか?
でもどうしよう、一人称も完全には決まってないけど、皆さんを呼ぶときはどうしましょうか…

読者諸君!

とかかっこよくないですか?
まぁ、おいおい。

で、そのわらび餅ドリンクが俺は、いや私は好きです。
タピオカみたいな感じでカフェオレの中にわらび餅がプチプチはいってて、クリームも多めに浮いててとてもいい。

読者諸君にオススメ!

またね!


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