兎に角、上手くなりたい。

文字数 1,120文字

皆さんは興味がないかもしれませんが、わたしの連載している小説がもうすぐ完結します!
完結が近づくと、話の筋道をぶっ壊したくなる衝動が芽生えて毎回それでへんてこな作品になってしまいますが、今回はそれを何とか踏みとどまりたい。
書くって本当に難しくって、でも上手くいかないことも楽しい。読んで下さる皆さま、本当にありがとう。

 * * *

これはもう切実なんだよね。読んでて心の在り様や感情や思考や知識が変化する、即ち誰かの人生のちょっとした何かになれるような…もしかしてその人の一生の宝物のひとつに加えてもらえるような、そんな文章(作品)を書きたい。そして書けてない。全く書けてない。
動きのある場面や会話シーンのテンポ感のキープとか、丁寧に情景を描写する時のバランスとか、何で出来ないのかも言語化できてない。誰かに教わったほうがいいのかな、とか考える。
何かお腹減るよねこの時間…
アレクサ、今何時?零時57分だって。
そんな時に、そんな時にだ!ヌルルは見つけてしまった!

六井 象さんの『私の文体練習』を!

これは、ひとつの雛形になる文章内容に対し、いろんな視点や場面や心理状態に調和した文体の作成を試みる、というもの。これがもう今のヌルルには非常に有用で有益で創作の大きな一助になってくれている。のだ!
で彼の(彼女の?)作品は概ね短文で余白が多いのに描写世界の密度が高い。
うん、すごく好き!どんな方が存じ上げませんがファンです。ファンレターを書こうとも思ったけど、あれって、書いて、まあだいたいそれにご本人様からお返事頂いてそれで終わり。それも何だかなって思ってヌッセイ(ここ)に書いてみた。悪口じゃないからいいよねー?なんか不都合があったら連絡ください。

 * * *

で、まあ悪口は慎むべきか、と問われれば「言わない方がいいよね」がいつものヌルルのベストアンサーである。が、要か不要か、で言うとまた複雑だ。
例えば最近愛読している↓

冨井春義氏の『毒舌問答』

等は、〖憤り〗は勿論だが、〖憂い〗、時には〖慈愛〗さえも感じ取れる毒舌である。好き勝手言っているようでいて、相方の女子高生がしっかりとニュートラルな、または擁護的な発言をしている。当たり前だけどその女子高生も冨井春義氏である。
何より彼の意見は過激かもしれないけど自分に偽りがない。そして創作者はその声に一度は耳を貸すべきである。貸したうえで次の言動をそこに積み上げればいいのだ。
そして胸中清々しいのは、彼は逃げない。
矢面(やおもて)に立ち微動だにせずすべてを受けている。
その姿勢こそが彼の言外の真のメッセージのようにさえ感じた。

NOVELDAYS(ここ)に書き綴ってしまった以上、
間違いなく
わたしたちもまた
矢面(やおもて)に立っている。のだ!

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