作品詳細

後宮のエステル

12|歴史|連載中|11話|28,381文字

旧約聖書エステル記をラノベ風にアレンジ!

――BC5 ペルシア帝国の首都・スサ。

15歳の美少女エステル。
幼い頃に両親を亡くし、今は叔父のモルデカイの溺愛を一身に受けて、嬉しいやら面倒くさいやらの生活を送っている。

ある日、市場で知り合いを助けたのがきっかけで、後宮狩りに捕まってしまう。

目覚めたのは後宮内でも、初めての王のお召しを待つ女達が住まう「準備の館」だった。
そこで少し前から行方が分からなかった、親友のミーナと再会し喜ぶ。
ミーナから後宮から脱走すれば死罪という話は聞いても、絶対にモルデカイの待つ家に帰るのだと心に誓うエステルなのであった。

そんな矢先、同じように後宮から出ることができない下働きの女が、壁をよじ登り脱走しようとしているところにエステルは遭遇する。その脱走はすぐに、後宮の司であるシャアシュガズの知るところとなり、シャアシュガズのペットの豹が下働きの女に襲い掛かろうとする。それをエステルはモルデカイにならった投擲で撃退する。

いったんは下働きの女を助けたが、豹は狙いをエステルに定める。それを準備の館の司であるヘガイが止める。
しかし怒りのおさまらないシャアシュガズを抑えたのは、偉大なるペルシア帝国の王・アセルクセス王だった。

ほとんど後宮に来たこともなく、前の王妃は会うこともなく更迭。そして後宮を解散させたアセルクセス。
アセルクセスの了承も得ずに、後宮の女を集めていたシャアシュガズは、アセルクセスの登場に喜ぶ。
シャアシュガズに、これ以上女は増やさない事、準備の館にいる全員にヘガイが教育すること、王妃を選ぶのは1年先であることを条件に、アセルクセスは後宮の再開を正式に認める。

アセルクセスの機転により、シャアシュガズからの処罰を免れたエステルだが、ヘガイからは騒ぎを起こした罰として下働きをするように命じられる。
下町で育ったエステルは、妃の位をめぐって女同士の戦いをする準備の館にいるよりも、下働きの方が気が楽だった。またシャアシュガズの豹から命を救った下働きの女、金髪碧眼の北の蛮賊の元女戦士から忠誠を捧げられる。

そしてもう一つの再会があった。
それは八年前。七歳の頃に、行き倒れていたところをモルデカイと共に介抱し、短い間だが一緒に生活したことがある少年・ハタクだ。少年の頃、後宮の宦官になると言っていたハタクは、王の秘密の恋人とも噂される王付きの宦官となっていた。


様々な出会いと、別れ、そして協力を得て、下働きのエステルは王妃となり、同胞のユダヤ人を救うまでのお話。

※聖書ラノベ新人賞2に応募しています
※エステル記には出てこないキャラもいますが、主要人物は引用しています

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楽しみ

先の展開に期待しています。
個人的には、クセルクセスをどんなキャラにするのか興味ありです。

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