おわり

文字数 675文字

本書を読んでくださった方は、間違いなく不妊治療に悩まれている方だと思います。
不妊治療は、「絶対」という解決策がない治療。
可能性を一つずつ潰していき、ラッキーを待つしかありません。

暗く、長く、出口がどこにあるかも分からないのに、気力、体力、お金は全力を求められる。こんなにつらいことはありません。

「また、妊娠しなかった」
「また、友人が先に妊娠した」
「また、子どもまだなの?と聞かれた」
治療を続けていく中で、こんなストレスに押しつぶされそうになるでしょう。

それでも、どうか、どうか、妊娠しない自分を責めないでください。
周りの幸せを喜べない自分を否定しないでください。

色々な感情と向き合った自分を、存分に褒めてあげてください。

今は、つらく悲しい現実だったとしても、1年後、3年後、5年後はどうなっているか分かりません。自分では想像もできないような幸運が訪れているかもしれないのです。

「前向きに頑張ろう」「絶対だいじょうぶ」なんて、軽々しい言葉を使うつもりはありません。

それでも、半分冗談くらいの気持ちで、「今、自分が経験していることが、将来、嘘みたいなカタチで幸せに繋がっているかもしれない」と、すこしの楽しみを抱きながら過ごしてみませんか。

今回は、私が実践していたストレス解消方法の中でも、比較的日常生活に取り入れやすいものを7つご紹介させていただきました。

不妊治療で感じるストレスは、うまく減らして、自分をご機嫌にしてあげましょう。

そして、太陽が嫉妬するくらいの明るさを放つ、人生を歩んでいきましょう。

不妊治療をがんばる、すべての方に、エールを込めて。
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