第6章 睡眠をとる。

文字数 838文字

「どんなに忙しくても、休息はしっかりとった方が良い」。
何度も聞いたことがあるし、もう聞き飽きたと思っている人もいるかもしれない。
私も、「休めるくらいならとっくに休んでいるわ!」と、よく思っていた。

早起きして通院し、仕事は分刻みで対応。さらに、残業して家事まであるのだから、休めと言われても、いつ休めばいいのか分からなかった。加えて、休日も病院だから朝寝坊もできない。
不妊治療は待ったなしなのだ。

それでも、大切だからやはり言わなくてはならない。
「睡眠は、必要」。

睡眠不足が続くと、脳に疲労が溜まって判断力がにぶる。すると、仕事や家事などの効率が非常に低下してしまうのだ。睡眠不足が酷くなると、身体の免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる他、生活習慣病などの取り返しのつかない病気を患ってしまう可能性だってある。

少し難しい話をしてしまったけれど、要するに、休みをとらないことで、身体も心も負のスパイラルにはまるということだ。

明るい未来を夢見て、必死に努力をしているのに、結局未来まで暗くしてしまう。

夜22時までには眠る、睡眠時間は8時間以上とるなど、睡眠時間を確保できる方は積極的に行ってほしい。

「いや、仕事が忙しくてそんなのムリ!」という方は、まず15分昼寝する習慣を身につけてみるのはどうだろう。

ランチの後に15分仮眠をとる、業務の合間に息抜きがてら休憩室で15分休む、自宅に帰ったらまずソファで15分横になる。そんな風に、生活の中に「15分の昼寝時間」を組み込んでほしいのだ。

もちろん、これは大変なことだと思う。
ただでさえ忙しいのだから、そこに15分の仮眠を取り入れるのは、とても難しいことだ。
それでも、仮眠をとると集中力が上がったり、ネガティブな感情を切り替えられたり、心に余裕ができたりと、いいことずくめだ。
まずはチャレンジしてみてほしい。

不妊治療を乗りきるために休息は必要。
しかし、休息には努力が必要なのだ。

どうか明るい未来のために、怠けることなく、休息をとってほしい。
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