第48話「私のプリニウス」

文字数 363文字

岩波文庫「ギリシア・ローマ名言集」を読んでいた。
2020/09/13 02:43
どんな感じなのですか?
2020/09/13 02:44
一生この本から学び、さらにローマやギリシアの哲学に踏み込んでいく。

そんな静かな予感があった。

2020/09/13 02:46
ノヴェルはプリニウスの勉強法について短く話をしました。プリニウスはローマ帝国の政治家であり同時に人類の歴史に残る貴重な書物「博物誌」を後世にのこした古代文明に名だたる偉大な学者です。プリニウスは、本を読むと必ず抜き書きをしたとされます。役に立たないだめな本などないのだ、とよくプリニウスは甥の小プリニウスに諭していました。
2020/09/13 02:52
プリニウスに会えないことがさびしい。偉大な学者と同時代に生まれ同じ空気をすっていないことも。彼らがどう今を見ているのか。それを想像すると心が痛む。
2020/09/13 02:57
それでも本や言葉は残るのだ、とノヴェルは感じました。過ぎ去った過去というのは偉大な知恵なのです。
2020/09/13 02:59
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登場人物紹介

ノヴェル。

学生。研究者見習い。ラインで話をしている。

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