第9話

文字数 761文字

 運動を始めた。
 そして、また運動をしようと思っている。
 そんな中、僕は、まだ悔しい気持ちもあると思う。
 もうすぐ50歳になろうとしているのに、僕は、そう思っている。
 確かに、アスリートにはなれないと思う。
 北島康介さんは、引退をしていると思う。
 今も活動をされているとしたら、コーチだと思う。
 イチロー選手だって、今は、女子野球のコーチをしていると思う。
 …
 コーチになる器ではないし、選手になるつもりはないが、ただ、水泳をしていて、身体を背一杯動かしたら、それは、一位になれなくても、マスコミの脚光を浴びなくても、頑張った思いはあると思う。
 それは、「自分のためにする」のだと思うし、分かる。
 昔、僕は、野球選手になりたいとか妄想していた時期があった。
 好きなことをして、脚光を浴びる。それで、お金がもらえて、尊敬される。
 僕の狭い範囲の話だった。
 ただ、長生きして、分かることもある。
 野球選手になりたくて、野球をしても駄目だったと思う。
 いや、そうではなく、バッティングセンターでも、野球はできるし、草野球だってあると分かる。
 僕は、大谷翔平さんは、凄いと思う。
 だけど、みんな、大谷翔平さんにはなれない。
 それでも、大谷翔平さんになれなくても、野球をする人は偉いと思う。
 大谷翔平さんだって、勝った時も負けた時も大変だと思う。みんなの期待を背負っているから、プレッシャーは、相当だと思う。
 僕は、なれないと思う。
 僕は、女優の有村架純さんや声優の内田真礼さん、いきものがかりの吉岡聖恵さんや水野良樹さんが、好きで、自作の趣味の小説に、登場しても、僕は、きっと声優とか俳優、歌手なんてなれないと思う。
 同じくらい大変だろうと思う。
 …
 話は、脱線したけど、運動をしていくのは、選手になるとか考えてはできないと思う。
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