第19話:箱根旅行、VX殺人、株で儲ける

文字数 1,742文字

 これを見て、幸手は興奮して、お前はすごいと、大声で怒鳴った。祥子さんが、嬉しそうに、ロゴタイプ、絶好調と叫んだ。そして、単勝の払戻金が3690円と出ると、大きなどよめきが湧いた。その後、急いで、払戻金をもらいにいった。20枚で、73800円ずつ夫婦が、それぞれ手にした。しかし、競馬の勝ち金は、全て、祥子さんの貯金になるのだ。その後、夏は、暑いのでクーラーの下で過ごした。

 2016年7月8日、早朝、以前から注目していたIC「集積回路」メーカー大手のローム株の気配値が3704円と出ていた。それを見て安いと考え6千株、成り行き買い注文を出した。直ぐ、買え、投資残金が、2437万円となった。秋を迎えた10月8日、幸手家では、購入したプリウスで、秋浜らのマンションを出発して首都高速に入り東名高速の厚木から129号線を南下し平塚へ。

 そこから西湘バイパスに入って、大磯、小田原からターンパイクを使って箱根関所、近くの恩賜箱根公園駐車場に車を入れた。車を降りて箱根恩賜公園にはいり箱根恩賜公園湖畔展望館から、芦ノ湖、対岸に見える山々を見て、写真に撮り、散歩して湖畔のベンチに座った。近くの箱根寄木細工の店を見て回った。昼食にはまだ早いので、遊覧船の乗って、周辺の景色を眺めなら、出港した港に戻ってきた。

 そして、お腹が空いてきて、近く魚料理の店に入って、マグロ丼、照り焼き定食、ちらし寿司を注文して、子供たちに分けて、昼食にした。その後、芦ノ湖の対岸の湖尻へ向かい、車を駐車場に置き、箱根ロープウェイに乗って、箱根周辺の山や富士山を眺めた。その後、大涌谷駅で降りて、周辺の湯けむりを見て硫黄臭を嗅いだ。子供はソフトクリーム、大人は、黒卵を食べた。

 周辺を散歩して湖尻の降りて箱根ビジターセンターをのぞいて15時半頃、老舗ホテルの山のホテルに入った。素敵な庭園を散歩した。その後、温泉に入って、一休みした。18時過ぎ夕食を食べにレストランへ行き20時前に部屋に戻った。大人は、ビールを飲んで、21時過ぎに子供たちは疲れて眠り、大人たちも22時には、床に入った。翌朝は、快晴であった。

 そこで、朝食前に庭に出ると眼前に巨大な富士山の雪景色があらわれ、いろんな角度から写真を撮った。よく手入れされた庭の木々も素晴らしい。その後、朝食を食べにレストランへ行って、素晴らしい景色を見ながら朝食を食べて、子供たちは、元気を取り戻した。部屋に戻り、帰り支度をして、もう一度、庭を散歩した。そして、幸手が、フロントで精算を済ませた。そして、10時前にホテルを車に乗って出た。

 帰りもターンパイクを下り、途中、湘南ビュー展望台で、車を止め眼下に小田原から大磯の海と遠くには丹沢と思しき山が、見えた。それを何枚も写真を撮った。小田原さかなセンターで、干物や蒲鉾などを購入した。その後、小田原城を見学しに行き、小田原城歴史見聞館に入った。そこには、昔の忍者の手裏剣や鎌など武器が陳列してあった。天守閣からの景色も海と青空と小田原の町のコントラストが素敵だった。

 11時過ぎに、出発して、小田原厚木道路で、厚木を経由して、その後、海老名サービスエリアに立ち寄り、昼食を食べてから東京に帰った。こうして、11月になり12月を迎え、ケーキを買って、クリスマスパーティを開き、2017年を迎えた。2月13日、北朝鮮の故金正日朝鮮労働党総書記の長男で、金正恩党委員長の異母兄・金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で女2人から顔に液体を塗り付けられ殺害された。

 遺体からは化学兵器の神経剤VXが検出された。化学兵器を大量に保有し、正恩体制の正統性を脅かす恐れがある正男氏を敵視していた北朝鮮当局の関与が疑われた。逮捕・起訴されたベトナム、インドネシア国籍の実行犯2人は「いたずら動画への出演と思っていた」と無罪を主張。黒幕とみられる北朝鮮国籍容疑者への捜査協力要請を北朝鮮側は拒否。

 マレーシアとの北朝鮮の関係が悪化。北朝鮮が事実上の人質としたマレーシア人9人と正男氏の遺体を交換する形で決着したが、事件の真相が解明されていない。その後、また今年も祥子さんが、4月の皐月賞を見に行きたいわと幸手に上手に頼んだ。
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