【お題】羽根が一つ堕ちていた

文字数 201文字


※こちらのお題は、またたび(*´ω`*)C10H13N(@matatabinbin48)さんよりご提供いただきました。

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羽根が一つ堕ちていた。
見覚えのある羽根を優しく拾う。
この羽根の持ち主も無垢だった。色恋の話をしただけで頬を染め俯いて。
「先生、ごきげんよう!」
そう、あの娘みたいに。
「待ち給え。君に羽根ペンをあげよう。これで日記を書いてごらん」
僕にだけ見える彼女の羽根はまだ白い。まだ。
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