【お題】『本屋迷子』

文字数 190文字

※こちらのお題は、あったらノベルズ(@attaranovels)さんよりご提供いただきました。

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レジカウンターに突然髑髏が置かれた。カウンターの縁には透けた手首から先だけが見えている。
教えられていた通りの特徴。本屋迷子だ。
「マイナス五円になります」
五円玉の入った御守りを透けた手のそばへ置いた指先がやけに冷たい。
大丈夫。これで厄が落ちるはず。そう自分に言い聞かせる。
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