いっぽん抜かせてあげる

文字数 263文字

 目玉の白いとこ。白目。
 そこに、毛いっぱいはえちゃった。
「おいおいおい。目、どした?」下校で廊下さわがしき、キラキラした時間。
 みんながアタシに注目。
 職員室のドア、ランボーにあいちゃって。
「どうしたどうした」って、ハゲの教頭センセイさまが、ご立腹おあそび。お目目さんかくにして、眼光キッチー。「サカシタか! ちょっとこい!」ってバカまるだし。
 アタシが注目のマトだったせい。
 アタシ、目からボーボーの毛だしてダッシュしちゃったから、もうちょっとでハゲ教頭センセイさまに抱きつきそうに。
「ねーえ、センセイ、いっぽん抜いて!」
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