【考察・時間の効果】

時間の効果と言っても、漠然としか伝わらないとは思うが。
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現在こういうレビュー企画をしていて、特に書き出し一行目で、これに関係している作品が多数あるので、参考資料として貼っておきますね。

Ｐ43の作品。などは分かりやすいかも。

時間の効果と言うのは、どんなジャンルで、これから何を書こうとしてるのかということで産まれるものです。
Ｐ43の作品と言うのは、ある場所に閉じ込められ現実と切り離されます。
この分類は、ミストのようなホラー（ホラーにも色々あるので系統の話）、東京マグニチュード（アニメ）などの自然災害、クロバーフィールド（名前が朧気）のような、現実に突然非現実が介入するなどの時に効果を発揮する書き方。
「こんなことが起きるなんて想像もしていなかった！」
という場合に効果を発揮するものです。
事件の起きる、数時間前、数日前から始まるものです。

───三日前　午前9：00

こんな風に分かりやすく入れたり、さらっと数時間前である描写を入れると、のちに多大な効果を得ます。読み手は、これから何が起きるのだろうかと、時間に注目したり、ゾッとしたりする。

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転生ものなんかは、目が覚めるところから始まることが多い。
これも時間の効果と言えます。起きたら別の場所にいた。これから何が起きるのだろうか？ここは何処なのだろうか。

いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どうしたんだ。
という文体の”いつ”が関わってくる部分全ては、この時間の効果を作用させることの出来る部分。

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具体例と効果

目覚めるところから始まるもの
『再スタート・リセット・０スタート効果』
１・新しい始まり
２・繰り返し
（何処かに迷い込み、同じ朝を迎えそのうちオカシイと気づくなど）
３・やり直し（人生のやり直し、転生など）
に、相性が良いです。

事件の数時間前、数日まえから始まるもの
『こんなはずではなかった』
期待や、恐怖を与える効果を持ちます。

夜から始まるもの
『潜入、監視、目撃などによく使われる』
ハラハラドキドキ感を与える効果を持ちますが、場所や、場面によって効果は変わります。

回想から始まるもの
『プロローグによく使われる』
主人公に感情移入しやすくなります。
事件に使われる場合は、異なります。

未来から始まるもの
『恋愛などにもよく使われる』
興味、好奇心の持続効果。
なにがどう繋がるのだろうかという好奇心を持続させる効果が期待できます。

これはあくまでも一例であり、内容によって効果は変わります。