【考察・恋愛】11・4加筆修正

文字数 950文字

プラトニックラブ
■純愛■

前述までの解説において
「ちょっと待って!相手が男でなくてはならない理由を表現するのむずかしくない?!」と、感じた人も多いのでは?

しかしながら、そうでもないんです。
何故同人誌が生まれるのか?
そこにヒントがあるのではと考えます。

■プラトニックラブと性交ありの違い■

大きな違いはリアリティを持たせる場所が違う。
再三言っているが【リアリティとは現実味】
リアリティ[自分の作った土台に対して持たせるもの]・現実的[現実に可能かどうか]・リアルさ[再現力]は別物である。

性交ありの場合は、性的趣向部分にリアリティを持たせなければならない。
[つまり、持たせれば同性が好きであることに読者が納得するという事]
つまり、相手が男でならなければならない部分に、リアリティを持たせる。

しかし、プラトニックの場合これは必要性が薄れる。
なので重視しなければならないのは、
『何故、彼なのか?』
『好きになる理由』
ここである。

主人公が、彼を好きになってしまう状況、言動などをしっかり書き込むことで、読者が『これじゃ好きになっちゃうよ~!』と納得させれば良い。
主人公やそれ以外の人の場合も”彼を好きになる”ことに、いわゆる必然性を持たせればリアリティが産まれるのである。

****

舞台におけるリアリティ:捕捉編
男女編

男性用トイレ、男子校などに男性しかいないのは不自然ではないが、もし共学だったり女性がいないと不自然になる場合。
BLには“女はいらない”としばしば言われるが、リアリティには欠けてしまう。[BLといっても、男が男から産まれてくるのはバースくらい。通常は母から産まれてくるため]

だからといって登場人物に女性を入れたくない。
これがBLに置いての葛藤である。
それを解決し、自然にする方法の一つを説明。

それは、背景描写に混ぜることである。

■背景描写に混ぜる■

ピンと来なかった方だけ、どうぞ。
つまり、すれ違う人、遠くにいる人々に意識をして女性を混ぜてゆく。

そうすることによって、登場人物には女性がでなくても世界にはちゃんと女性も存在していることが証明されてゆく。

土手を歩く家族連れ、すれ違うお喋りなOL三人組。買い物帰りの女子高生姉妹。
なんでもいい。
背景描写と同じように加えることによってバランスが保たれてゆく。

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