第22話
文字数 514文字
「ママとパパを助けるってほんと!?」
「ああ。くるみの両親がいるのは、結構近い。」
「近い!?どこ!?」
近い、って言われて周りにいるわけじゃないのに、周りを見渡す。
「囚われてるんだ。」
「罪を犯したのかい?」
店長がちょっと驚いたように、浩平さんに詰め寄る。
「いや、そういうわけじゃない。」
「どういうこと?」
「冤罪だ。」
「冤罪!?」
「くるみの両親は小さな店を営んでいた。結構繁盛してた。違うか?」
「そう。そう!それしか覚えてない。」
「でも、それを良く思わない奴らがいた。近くにオープンした大手企業だ。大手企業なら、すぐに売れると思ってた。でも、違った。その店は呆れる程繁盛しなかったんだ。それで、くるみの店を好きになれなかった。潰そうと思った。」
何だか怖いおとぎ話が繰り広げられている。いや、これは違う。ただのおとぎ話じゃない。自分の身に起こった事なんだ。
「大手企業は自分たちの物を壊して、くるみの両親を呼び出し、警察を呼んだ。そして壊された、と騒いだんだ。」
「それを私が覚えてないのは何で……。」
「衝撃がひどくて、記憶が飛んだんだろう。」
衝撃のせいで記憶が?そんなような話をたくさんドラマで見てきた。
「助けに行こう!くるみの両親を!」
「ああ。くるみの両親がいるのは、結構近い。」
「近い!?どこ!?」
近い、って言われて周りにいるわけじゃないのに、周りを見渡す。
「囚われてるんだ。」
「罪を犯したのかい?」
店長がちょっと驚いたように、浩平さんに詰め寄る。
「いや、そういうわけじゃない。」
「どういうこと?」
「冤罪だ。」
「冤罪!?」
「くるみの両親は小さな店を営んでいた。結構繁盛してた。違うか?」
「そう。そう!それしか覚えてない。」
「でも、それを良く思わない奴らがいた。近くにオープンした大手企業だ。大手企業なら、すぐに売れると思ってた。でも、違った。その店は呆れる程繁盛しなかったんだ。それで、くるみの店を好きになれなかった。潰そうと思った。」
何だか怖いおとぎ話が繰り広げられている。いや、これは違う。ただのおとぎ話じゃない。自分の身に起こった事なんだ。
「大手企業は自分たちの物を壊して、くるみの両親を呼び出し、警察を呼んだ。そして壊された、と騒いだんだ。」
「それを私が覚えてないのは何で……。」
「衝撃がひどくて、記憶が飛んだんだろう。」
衝撃のせいで記憶が?そんなような話をたくさんドラマで見てきた。
「助けに行こう!くるみの両親を!」