第5話

文字数 7,338文字

 以前よりも一層水曜日が待ち遠しくなって来た。
 彼女の言葉を一語一句足りとも聴き逃すまいと、全身の神経を集中させる。
 彼女が語るリスナー達への問い掛けは、私への問い掛けでもあった。話す内容の変化に、私はすぐ気が付いた。
 その日見た景色や、街並み、人々の動き、表情、色。それは、まるで盲目の知人にでも語り掛けるような感じなのだ。
 映画や音楽、書物の話をする時も、前なら、良かったですよとか、彼女自身の感想ばかりだったのだが、今は流れて来る言葉と一緒に、その世界が見えて来るように話す。
 もう一つは、笑い声。
 お腹を抱えて転げ回るような大袈裟な笑い方ではなく、ふっ、と零れる笑い声がよく聴けるようになった。
 笑顔が見えて来る。
 まるで、彼女が目の前で私と言葉を交わし、優しげな笑みを零しているようで……。
 多分、私の思い違いかも知れないが。
 彼女から届いた手紙を私は暇があれば読んでいる。きっとそのせいかも知れない。布団に包まり、そんな事を考えていると、
 まるで俺はストーカーみたいだな……。
 なんて思ったりする時もある位だから、手紙を貰った事で舞い上がっているのは事実なんだろう。
 
 制作会議で千晶の提案した特集が正式に通った。尤も、殆ど千晶が何かを企画したりすると、これ迄も大概がその通りになってきた。
 会議といっても、それは打ち合わせ程度なものだが、一応、局のお偉方の承諾は得なければならない。千晶は、11月の中旬の水曜日に放送予定を決めた。もう少し早く放送する事も可能だったが、千晶なりの思惑があっての事だった。
 11月は、放送業界にとって、番組編成上、特番を組む事が多い。番組改編の時期とも重なるからだが、音楽が主体のFM局の場合、各レコード会社との絡みも影響している。ゲストも呼びやすい。
 年末商戦に向けて、ラジオのパワープレイは、各レコード会社にしてみれば絶好の宣伝機会である。ギャラの安いラジオであっても、プッシュしたいアーティストを積極的に出演させてくる。その為に千晶の番組も週末に特番枠を組み、通常より一時間延長した日を何日か取ってある。
 彼女はその一つの枠を水曜に持って来るようを伝え、そこでピアフの特集を組むようにしたのである。それと、ただピアフの曲を多く流すというだけではなく、千晶は曲と曲の繋ぎを朗読で埋め、一本のラジオドラマのようにしようとも言った。
 大越も、
「ピアフにピッタリ合いそうな短編小説を俺の書斎から選んで来よう」
 と言って、結構乗り気になっていた。
 こうして、千晶が梶谷と交わした約束の日が決まったのである。
 いろいろな出来事が重なる日というものがある。実際に起きてみると不思議なもので、
 ああ、勿体ない……。
 という気持ちになるものだ。

 収容されている死刑囚が、全部でこの拘置所には五十人近く居ると、以前雑誌の記事で読んだ事がある。
 今は多分もう少し多いかも知れない。その死刑囚の中でも、私のように作業をしている者は僅かに十人足らずで、多かった時でも十五人を越えた事はなかった。
 どういう基準で死刑囚の作業が認められるのかは、はっきりと私には判らない。とにかく死刑が確定した者全員ではないことだけは確かだ。
 作業をしている死刑囚だけ、月に一度、定期的に食事会なる慰労会がある。施設内にある集会室に集まり、事前に希望を聞かれた特別メニューの食事をし、その後二時間程ビデオ鑑賞をさせて貰える。特別メニューというのは、拘置所内の職員食堂のメニューの事で、その中からラーメンや定食等を注文出来るのだ。お金をちゃんと払うのだが、それは働いた作業報賞金から天引きされる。
 いろいろな意味でこの食事会を楽しみにし、その日が近付くと、ああ、又一ヶ月生きられたなと思うのだ。
 社会に居る時に食べたのと同じ味に再会出来る喜びもある。ラーメンには湯気が立ち、定食や丼飯の御飯は麦飯ではなく白米。銀シャリとはよく言ったものだ。まさしく銀色に輝く米をゆっくりと時間を掛けて噛み締めて、しばし己が死刑囚である事を忘れる。
 食事の後に顔馴染みとなった死刑囚と、一言二言言葉を交わす。互いに多くは語らない。だが、言葉の重みを感じ合っている事は間違いない。
 大型テレビに映し出されるビデオを観、皆、幼少の頃に戻ったかのように笑い、心を和ませ、時に涙を流す。
 ビデオが終わり、それぞれが舎房へ戻る時には、再び死刑囚としての日常が始まる。
 その日一緒に時を過ごした者達の共通した思いは、次も同じ顔触れなのだろうか、とか、欠けるかも知れない人間の中に、ひょっとしたら自分が入るかも、といった不安と、次も…という思いが入り混じっている。
 そうこうして舎房に戻ると、殆ど作業終了時間に近い。その日一日が、もうこれで終わったという感覚になる。
「187番、梶谷だね?」
「はい」
「面会だ」
 息つく暇もなく面会の呼び出し。
 弟か?それにしては来る時期が早過ぎる……。
「弟でしょうか?」
「そうだ」
 面会に来てくれたのは嬉しい事だが、私は寧ろ前回の面会から日が浅い事に不安を抱いた。単調な日常に慣らされてしまった者にとって、ほんの少しばかりの変化でさえ猜疑心に駆られてしまうものなのだ。
 執行が近くなった?
 その為の面会か?
 私の胸に、泡立つようにそんな思いばかりが膨らんだ。
 私の杞憂だった。面会室には、弟の他に三十代と思しき女性が待っていた。
 誰だ?
 失われつつある過去の記憶を遡る私を見て、弟が笑みを零す。
「多恵子だよ」
「伯父さん、久し振りです」
「多恵子、て、あの多恵子ちゃんか?」
「はい」
 姪の多恵子を最後に見たのは、もう十八年近く前だ。私のせいで高校入学前に母方の親戚へ養女として貰われた。
 その姪の面影を頑張って記憶の底から引き揚げようとするのだが、まるで変わってしまっていてどうしても重ならない。
「突然、兄さんに会いたいって…高梨の方は、反対したらしいんだけど……」
 高梨は多恵子が貰われた親戚だ。目の前に居る多恵子の顔がどんどんぼやけて行く。多恵子の顔が完全に潤みの中に飲み込まれ、私は悲鳴にも似た嗚咽を上げていた。
 言葉の無い時間ばかりが無情に過ぎて行く。この場所の時間は限られている。
 何か言葉を……。
 と互いに思いながらも、なかなか出て来ない。傍らの刑務官が、ちらりと腕時計を見た。その仕種に気付いた弟が、鼻を啜るようにして口を開いた。
「俺に似て、別嬪になったべ……」
「……う、うん」
「もっと前に来たかったんだけど、いろいろあって……」
 みなまで言わなくともいい……。
 判ってる、判ってるよ……。
 そう言って上げたくても、私はただ頷くしか出来なかった。
「来月……結婚するんだ」
 弟が嬉しそうに言うと、多恵子も大きく頷いた。
「で、こいつが、いきなり電話掛けて来て、兄さんに会いたい、結婚の報告がしたいって……言い出したらきかない奴だから」
「よかった……うん、よかったね……」
「ありがとう、伯父さん……」
 言葉がまた続かない。
 私の肩に刑務官の手が乗せられた。
「時間が過ぎてるから、最後に何か言ってやれ……」
 眼鏡の奥から温もりのある眼差しが私を包む。刑務官に頭を下げ、私は最後にしっかりと多恵子の顔を目に焼き付けようと、溢れ出る涙を何度も手の甲で拭った。
「多恵子ちゃん、ありがとう。幸せにな……達夫、よかったな……」
 そう言って、二人に向かい深々と頭を下げた。立ち上がった私の背中を刑務官の手が、優しく押していた。面会場の端にある時計を見ると、私が面会室に入ってから既に二十分になろうとしていた。
「担当さん、ありがとうございました」
「何の事だ?」
「時間……」
「……もっと面会させてやりたかったが、後ろもつっかえてるし、あんなもんで我慢してくれ」
 廊下を連行されながら、私は何度も頭を下げた。舎房棟に着くと、別れ際にその刑務官は、
「今日の事、大事に胸にしまって置きなさい。頑張ってな……」
 と言った。
 頑張ってな……。
 何気ない一言、ごく普通に相手を気遣う言葉だが、この時の意味は、私にとっては計り知れない深い意味を持っていた。面会室での事を噛み締める間もなく、担当が私の所へ来て、
「手紙が来てるぞ」
 と、分厚い封書を差し出して来た。封書の文字は女性からだと一目で判る柔らかな書体だった。裏を返し名前を見た時、今日という日は、神様が私に褒美をくれた一日なのか?
 麻宮千晶という文字が、私に優しく微笑んでいるようであった。
『前略。
 梶谷様。お手紙、いつもありがとうございます。お体に変わりはありませんか。
 初めて梶谷様からお便りを頂いてから、早いもので、三ヶ月近くになろうとしております。その間、何度か返事を書こうかどうしようか迷いました。
 わたしの放送を聴いて下さっている方から、これまでも、沢山の葉書やお手紙を頂戴して来ましたが、直接こうしてご返事させて頂くのは、今回が初めての事なのです。
 どなたにもご返事をして来なかったのには、わたしなりの理由がありました。
 番組に寄せられたお便りには、番組の中でお名前を読んで差し上げたり、リクエストにお応えする事がご返事なんだと自分の中で決めていたのです。
 その気持ちには、今も変わりありません。
 ですが、梶谷様のお手紙を拝見致しました時、わたしはこの方にどうお応えしていいのだろうと悩みました。
 梶谷様の置かれている立場などを考えますと、番組の中で読み上げたり、お名前をお呼びする事にいろいろと差し障りがあると思ったのです。
 頂いたお手紙を単なる私信として受け止める事も出来ず、書きかけの便箋ばかりが溜まってしまいました。
 梶谷様には申し訳ないのですが、事件の事、ネット等で調べさせて頂きました。勿論、現在の置かれてらっしゃる状況も。
 ただ、記録に残されたものは事件の概略を伝えるばかりで、その裏側迄は伝えてくれません。
 そんな時に、三度目のお手紙を頂いたのです。
 正直、衝撃以外の何ものでもありませんでした。
 この方は、言葉を待っている、誰よりも問い合掛けられる事が必要なんだ、そう思ったのです。
 自分の仕事は何なのか、わたしの役割は何であるのかを改めて教えて頂いた手紙でもありました。
 そして、気が付いたら便箋に字を埋めておりました。
 ラジオでは、梶谷様の問い掛けにわたしは応える事は出来ません。でも、ペンを走らせる事は出来ます。
 声とは違い文字の上では、わたしの思いがどれだけ伝えられるのか自信はありませんが、ラジオで話している時と同じように、一言の言葉を大切に書いてはいるつもりです。
 ですから、こうして書き上がる迄、随分と日にちが経ってしまいました。言い訳のようでごめんなさい。
 このご返事で梶谷様に一番伝えたかった事は、わたしなりの感謝の気持ちなんです。伝わりましたでしょうか?
 毎日をどんなお気持ちで過ごされてるか、わたし達世間一般の者は窺い知る事など出来ませんでしょう。
 償うという本当の意味すら、わたし達はひょっとしたらちゃんと理解をしていないかも知れません。生意気な言い方で申し訳ありませんが、梶谷様からのお便りを拝見させて頂いた時に、ああ、この方は、ちゃんと償ってらっしゃるんだと感じたんです。ご自分の犯した罪を悔やみ、更には己を責め、残された弟様やそのお子さん達への思い、そして、被害者の方達への深い謝意。
 他の方達はどう受け取るかは判りませんが、少なくともわたしには、強く伝わって来ました。
 わたしがそう感じたのは、手紙に書かれた文字のせいかも知れません。
 学生時代にこんな話を聞いていたのを思い出したんです。
「文字の美しさは、その人の心を表す。美しい文字というのは、上手で綺麗とは違う。
 五歳の子供が書いた拙い文字であっても、美しいと思える心があれば、そう見えて来る。
 反対に、どんなに綺麗に書かれた文字であっても、美しいと感じなければ、その文字には嘘があるものだ……」
 少し観念的で、ただの理屈のように思えますよね。事実、わたしもずっとそう思っておりました。それが、梶谷様のお手紙を手にした時に、こんなにも美しい文字は初めて見たという思いを抱いたのです。
 そして、先の言葉を思い出したんです。ですが、梶谷様が犯した事件の事があり、極刑を受けるような方なのに?
 といった、疑問さえ浮かびました。
 その答えを三度目の手紙に見つけたのでした。
 何だかまとまりの無い手紙になってしまいました。
 あれも書きたい、これも書きたいと思うばかりで、結局は肝心な事をお伝え出来てないかも知れませんが、どうかお許し下さい。
 最後になりますが、弟様への贈り物、喜んでお手伝いさせて頂きます。
 ピアフの特集を企画しておりますので、どうかもうしばらくお待ち下さいませ。
 長々と大変失礼致しました。
 少しずつ寒くなって来ます。お体に気を付けてお過ごし下さい。
 では水曜の6時まで
        かしこ
       千晶より
梶谷様へ      』
 長い長い手紙だった。身体の中の血が、じんわりと温もりを帯びていた。四角い窓の向こうに広がる灰色の塀が、淡いオレンジ色に染まっていた。
 何だか幼い頃に潜った電気炬燵の中ような色に思えて、私は知らず知らずのうちに独り微笑んでいた。
 そんなふうに此処からの景色を眺めたのは、初めてのことかも知れない。今日一日だけで何度涙を流したろう。
 それも嬉し涙を……。
 良い事ばかりがそうそう続くものでは無い。
 執行があった。同じ階の住人だった。
 その日の朝、刑務官達に慌ただしい動きが感じられた。普段なら、作業材料が舎房に入れられる筈なのに、朝食の空下げが終わってもまだ入らない。
 報知器を下ろし、材料の催促をしようと、担当か雑役が来るのを待っていた。
「報知器は?」
 見かけない職員が聞いて来た。
「材料、まだ入れて貰ってないんですが……」
「今日は、ちょっと待っててくれ。後で入ると思うから、それまで静かに休んでなさい。作業時間だが、読書をしてても構わないから」
 その刑務官の話し方と落ち着かない態度で、私は全てを察した。前回執行があったのは、一昨年の丁度今頃。その時もこんな感じだった。やはりこの階の住人で、私より若い死刑囚だった。連行される時、かなり大変だったようだ。
 廊下に面した舎房の窓に、段ボールか何かで作った目隠しが掛けられ、こちら側からは連行の様子が見えないようにされたが、声までは遮る事は出来なかった。
 動けなくなったのか、連行する刑務官達の
「立ちなさい」
 という声が、静まり返って廊下に響いた。その時点では、いったい誰が刑場へ連行されてるのか判らなくて、
 誰なんだ?
 と、私の頭の中はずっとその事ばかりを想像していた。何人もの顔が浮かび、消えて行く。
 直接顔を見知った死刑囚だけではなく、新聞や雑誌で見た顔までが頭の中でぐるぐる回った。
 執行されたのが誰であるかを知ったのは、月が変わってからの事であった。何人もの幼児を誘拐し、殺した男だった。
 その時と、同じ空気の重さだ。もうすぐ、廊下側の窓が目隠しされる筈だ。壁にもたれながら、まるで自分が執行されるかのように緊張した気持ちを鎮めていた。案の定、段ボールの目隠しがされた。
 程無くして、靴音が幾つも響いて来た。こっちに近付いて来る。心臓の鼓動が、自分でもはっきりと判る位に高鳴っている。足が止まった。息を殺し、扉に差し込まれる鍵音に耳を澄ました。
 ガチャガチャ
 その音の余りの大きさに、私は思わず自分の房の扉を見た。閉まったままだ。重々しい音とともに開けられる扉。
 私はそっと自分の扉に身体を寄せて、耳をピタリと付けた。
「……番、出なさい」
 称呼番号がはっきり聞き取れなかった。廊下にスリッパを置く音が鳴る。不気味な程に周りは静かで、今執り行われている動きだけが、やたらと鮮明な音を響かす。連行する刑務官達の息使いや、きぬ擦れの音までもが、まるで浮き立つように伝わって来た。
「ごくろうさんでがす」
 老囚の声。
 落ち着いた声音。その声の持ち主の顔がすぐに浮かんだ。左隣の住人。温和な目をした老人で、少し腰を曲げて歩く、朴訥な農夫を思わせる人だった。
 この前の食事会では、私の隣で炒飯を味わうように食べていた。ビデオを観てた時には、笑う場面なのに彼は何故か小さな目に涙を溜めていた。
「次は、何を観せて貰えるんでしょうかね」
 私のぽつりと呟いた言葉に、
「観れたら、いいんでがすけんども、ね……」
 と、東北訛りで答えた彼のスリッパの音が、ゆっくりと遠ざかって行く。舎房棟の扉が閉まる音が微かに聞こえ、そこで全ての音が消えた。
 一瞬の静寂の後に、凝らしていた息を吐き出す音が、一斉にあちこちから漏れた。
「観れたら、いいんでがすけんども、ね……」
 力無く笑った老死刑囚の顔が、数日、私の頭や心に、ぺったりとへばり付いた。
 週末、私は担当に願い出て、法要の希望を申し出た。
 数日して願い出は聞き届けられ、私は数珠を手にし、施設内にある教悔室へ行った。教悔室はどの宗派でも大丈夫で、彼岸の時や親族の命日、或は被害者の冥福を祈る場所として使われている。
 私も、彼岸法要と被害者への冥福で何度か訪れた事があるが、最近では足が遠くなっていた。何ヶ月振りかで訪れた部屋には、線香の独特の匂いが立ち込めていた。昔から、この線香の匂いが好きではなかった。気持ちが落ち着くとよく言うが、私は気持ち悪くなる時がある。
 此処の線香の匂いもきつく、多少えずく感じがしたが、我慢出来ない程ではなく、これも慣れなのかなと場違いな事を考えたりしていた。大きな祭壇には、供物が具えられ、所内で亡くなった者への供養を意味する、無縁佛と書かれた掛け物がある。連行の職員が私を促し、焼香をする。
 無言で手を併し、冥福を祈った。老死刑囚、亡くなった父母や親族。そして、被害者へ。
 季節は、もうすぐ忌ま忌ましいあの夜を迎える。
 18回目の冬が、足音を忍ばせてもうそこまで来ている。
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