「地獄」(2)

文字数 7,537文字

 くだらない、どれだけ最低な生活をしようと腹は減る。がらがらの始発電車で少し移動し、適当な駅で降りて人気のない公園で今後のことを考える。こうしていると時間が無限にあるような気分になる。何度考えたって同じだ。一千万円、今この瞬間にも金利が増え続けているのだろうか。そんな金を作る手段など、どこにもない。複数の会社から金を借りまくったって届かないだろう金額。どうせ、もうすぐ発症して病院に担ぎ込まれるか警察に捕まるかで身元も割れるのだから、死んでしまおうか。いや、それはできない。家族を巻き込むわけにはいかない。家族に手が及んでいるというのは、今はまだ考えにくい。奴らは俺を追うために傷を負わせた。俺を狙えるうちは、家族を狙ったって無駄なだけだ。
 幼い頃、母親に絵本を読んでもらったことがある。当時話題になった、地獄を題材にした仏教的な内容のものだった。子供向けとは思えない、鬼が人間を釜茹でにしたり針の山に串刺しにしているグロテスクな絵に酷く怯えた俺に母親は「英二は大丈夫よ、何も悪いことをしていないんだから」と、笑って言ってくれたっけか。
 もう、俺には何も無い。周りに迷惑をかけて、死んで地獄に落ちる。カラスにでもやられたのだろうか、池に鴨の死骸が浮いている。その様子が妙にあのころ見た絵本の絵と重なって、自分の未来を暗示しているようだった。ここが、既に地獄なのだろう。
 空腹を紛らわせるために、水道を捻って水を飲んだ。冷え切った水は空の胃には刺激が強すぎたのか、鳩尾がキリキリと痛む。ビール臭い袖で口を拭う。何か、温かいものが食べたい。   
 こんな状況で、贅沢な食欲が生まれている自分に呆れる。盗んだ金だということに、今更罪悪感を抱いているのだろうか?
 まあいい、どうせ死ぬのだから。
 公園の時計を見ると、いつの間にか昼前になっていた。この時間ならランチをやっている飲食店でもありそうなものだが、小さな駅にはコンビニすらも無かったし周囲も住宅街が広がっているだけだ。一つだけチェーンの牛丼屋があったが、店内に人も多く防犯カメラがある可能性も高い。明るい時間にあまり身を晒すのは気が進まない。道路沿いを数十分ほど歩いただろうか。駅まで引き返して、もう少し電車で移動した方が得策かもしれない。そう思った矢先、寂れた看板が目に入った。随分と古ぼけているが、焼肉屋のようだ。スペクタクル。なんだか似つかわしくないというか、しょうもないガールズバーみたいな名前だな。中を覗き込んでも、客どころか店員の姿すら見えないが確かに営業中の札が下がっている。安価な定食メニューもあるようだし、ここでいいか、と妥協した気持ちで引き戸を開ける。上部に付けられた小さなベルがチリンと鳴り、人の気配のない店内に足を踏み入れる。暖房で暖められた空気で冷え切った指先が解れて痒くなった。
「なんですか」
 奥にある厨房から、携帯を片手に持った小柄な若い女が姿を現した。店員とは思えない態度に、俺は眉を顰めた。
「……あ、いらっしゃいませ」
 制服の胸のあたりに、深雪という手書きの名札が付いている。深雪はしばらく視線を上に向けて思い出すような素振りをした後、そう言って俺を席に案内した。
 一人で使うには広すぎる、四人掛けのテーブル。ボストンバッグを椅子の上に下ろし、その隣に腰掛ける。予想通り、それ以上に寂れた店内には防犯カメラらしきものは設置されていない。それなのに居心地が悪い。
 深雪に見下ろされているからだ。細められた両目。後ろで一つに縛られた真っ直ぐな、長い黒髪。警察にすらバレていないのだから、怯える必要はない。俺はただの客なのだから、平静を装っていればいいはずだ。
「あなた……」
 正面の椅子を引き、深雪は腰掛けた。テーブルの上に両肘を付き、両手の上に顎を乗せ、じっと俺の目を見ている。妙な店に入っちまった、もとより、妙な奴に捕まってしまった。傍に置かれたメニューを取ろうと手を伸ばす。
「狡猾そうな目をしてる」
 何を言っているんだ。店長か、他の店員はいないのか。
「やってるでしょ、悪いこと」
 メニューの文字を追う視線が泳ぐのが、自分でもよくわかった。何故わかるんだ。彼女をちらりと見ると、相変わらず俺の目を捕らえ続けている。絶対に逃さないと言った様子で。弁解すべきではないだろう。この女がどこまで知っているかはわからない以上、墓穴を掘る必要はない。都合良く、穏便に店を出るための言葉を探して乾燥した唇を舐める。そうだ。ポケットの中の携帯で、急用の電話が掛かってきたフリをすれば……。
「注文、決まった?」
 え、と張り付いた喉から声が漏れた。
「店長のオススメって書いてるけど、原価が安くて店が儲かるだけだから騙されないでね。私のオススメは赤身定食だけど、お兄さんは脂身多いほうが好き?」
 今からでも電話作戦を決行しようか。先程までの張り詰めた鋭い空気が一気に消え失せたことが逆に気持ち悪い。どうするべきか戸惑っていると、深雪が大きく身を乗り出して、俺の顔を至近距離から覗き込んでくる。
「どうしたの? 体調悪い?」
 眉の下で切り揃えられた真っ黒な前髪が空調の風で揺れている。長い睫毛、すらりと通った鼻筋。少しきつめの顔立ちは、この状況でなければ好みだっただろう。
「最初のやつ、気にしてる?」
 ああそうだよ、と顔が引きつる。いつの間にか俺の右手は彼女の細い手の平に包まれていた。
「言ってみたかっただけ。『狡猾そうな目』なんて、普通に生きていれば言う機会がないでしょう? 憧れてたの。悪いことしてるでしょなんて、思ってないこと言ってごめんなさい」
 薄い唇を尖らせて、悪戯を問い詰められている子供のような表情になる。俺のとは全く違う、しっとりした感触の掌に力がこもる。
「怒ってる?」
 何を知っているわけでもない。この女はきっと、すごく馬鹿なだけだ。そう直感した瞬間にどうでもよくなった。
「怒ってないですけど」
 手を振りほどきながら、反射的にそう答えた。
「なら良かった」
 彼女は少しの苛立ちも見せずににっこりと笑う。
「うちは人肉も扱ってるけど、どう?」
 空いた手でメニューを取り、下の方に書かれた「人肉定食」の部分を指す。
「いや……」
「なんだ、屍喰症じゃないのね。珍しい」
 目を丸くして、メニューを団扇のように弄ぶ。コロコロと表情が変わるのは、見ていて面白い。
「その、深雪……さん、のオススメでいい」
 彼女をなんと呼ぶべきか迷ってから言った。喋りにきたわけじゃないし、そんな暇も無いのだ。さっさと食べて店を出たい。
「オーケー、オーケー。私に任せなさい。そして呼び捨てにしなさい」
 天板に両手をついて勢いよく立ち上がり、ぱたぱたと厨房に向かう。後ろでひとつに纏められた長い黒髪が揺れている。
 面倒な店に入ってしまったが、飯が食えれば文句はない。彼女はただの変人で、俺はただの客だ。
「ビールでも飲む?」
 遠くから声をかけられて顔を上げると、深雪はもう既にジョッキに金色の液体を注いでいる。メニューに視線を落とすと「生ビール五百円」の文字。酒に金を払えるほどの余裕はない。
「金、ないんで……」
「いいの。どうせ店長は二階で寝てるし、サービスよ」
 店長がいたのか。しかも寝てるのか。呆れっぱなしだが、酒なんて久々だが、アルコールを摂取して思考力を下げるのは得策だと言えない。
「ビールは、その……」
「あんた何歳?」
 さっきから言葉を遮られてばかりだ。あまりこちらのことを話さなくて済むのは助かるが。
「ついこの前、二十歳になったとこだ」
 彼女はこちらの話を聞いていないのか、もしくは聞いた上で気にしていないのか、表面張力でギリギリ溢れずにいる生ビールを俺の前に置いた。
「私は二十三歳だから、年下ね」
 飲め、という意味だろうか。それより、こいつは年上だったのか。立って並べば俺の胸ほどの高さしかない身長のせいか、てっきりまだ高校生かと思っていた。そんな彼女はコンロに火をつけて、また厨房へと早足で去っていった。
 俺は置かれたビールを無視し、テーブルの隅にあったプラスチック製の水差しで安っぽいコップに水を注いだ。それにしても、昼時だというのに人気がない店だ。周りに飲食店もなかったし、高級店でもない、どちらかといえばかなりリーズナブルなのに。どの席の水差しも上まで満たされていて、肉を焼いた匂いがしないのを思えば、俺が入る前に客がいたということも無さそうだ。偶然今日空いているだけ、という事ではないのなら、よく経営できているな。ふと壁を見ると「当店は屍喰症患者向けのメニューを用意しています」という手書きのポスターがあった。なるほど、そういうことか。水を一口飲んで、暖房と緊張で乾いた喉を潤した。
「お待たせ!」
 絶妙なバランス、としか言えない様子でトレイの上に複数の皿を置いた深雪がよろけることもなく向かってくる。天板の上に次々と並べられていく肉や野菜の乗った皿は、どう考えても一人分だとは思えない。極め付けは、アニメのように高く盛られた白米。最近ろくなものを食べていないからか、本能的に食欲をそそられるが、これだけの量を一気に食べれば、また吐いてしまいそうだ。
「久しぶりだったからさ。早く使っちゃわなきゃいけないのが沢山余ってたの」
「痛みかけってことかよ」
 呆れてつい返事をしてしまった。まずいことをしたかもしれない。
「痛みかけは私が賄いで食べてるから、これは大丈夫よ。さ、いただきます」
 深雪は再び俺の正面の席に座り、こちらの都合も考えずに次々と食材をトングで挟んでは鉄板の上に置いていく。肉が焼けて脂が爆ぜる音の中で、俺は何も言えないでいる。今まで面倒な奴と絡むことはあったが、こういうタイプは初めてで、どう対処すればいいのかわからない。
「ほら少年。ぼーっとしてるとチャンスは逃げちゃうよ」
 焼きあがった肉を箸で銀色の皿に移して、俺に押し付ける。
「チャンスは逃げるし、取られちゃうんだから」
 差し出された皿を取ろうとした俺の手は空を切り、彼女は自身の前に皿を置いた。
「ね? 戸惑っていると、どんどん追い越されるものなのよ」
 再び生肉が鉄板の上に乗せられていく。
「チャンスは次々に訪れると思っているかもしれないけれど、鉄板はどんどん焦げていくわ。次第に味も落ちていく」
 深雪は小さな体に似合わないスピードで肉を食べ、最後にビールを一気に半分ほど飲み込んだ。
「嬉しいのよ、私」
 なんだかすっかり彼女にペースを取られている気がする。その証拠に、客のはずの俺が食べている分量の方が明らかに少ない。久々の焼肉、人生最後のまともな飯になる可能性すらあるのに、もやもやして味に集中できない。
「屍喰症への配慮だとか言って、同意した人の肉を飲食店で提供する政策の試用店舗に選ばれたそうだけど、みんな気味悪がっちゃって、誰も来やしない。おかげさまでね」
 ポケットから出したハイライト・メンソールを咥えて、火をつけながら皮肉を垂れる。やっぱり、そうだったのか。差別撤廃のためだとニュースで聞いてはいたけど、こんな小さな店が被害を被っているとは。しかし俺は屍喰症になってからも人肉を食べたいなんて思わないが、美味いものなのだろうか。
「政府から特別手当が出てはいるけど、このままじゃ困るのよ。差別がどうのって言い訳してるけど、国のお偉いさんが人肉を食べたいからって作っただけでしょ?」
 唇から漏れた煙が、換気扇に吸い込まれていく。彼女の愚痴はどうでもいいが、煙草は一本欲しい。
「大変なんだな」
 焼きあがった獅子唐をタレに浸しながら、適当に相槌を打った。
「そうよ。大変なのよ、色々とね」
 伏し目から読み取れる憂いは、ここ以外にあるように見える。
「『俺にも一本くれないかな』って目をしてるね?」
 鉄板の上の赤身肉をひっくり返そうとした手が無意識に止まった。今度は適当に言っているわけではなさそうだ。俺は、そんな目をしてたのか。
「私の煙草が燃え尽きないうちに、三つお願いを聞いてくれたらあげるわ」
 咥えられたそれは、まだ半分ほど残っている。なんですか、と俺は答えた。
「一つ目、あなたの名前は?」
 名前を明かしてもいいものか、と思ったが、どこにでもある名前かつ、どうせ燃え尽きる命だ。下の名前くらいかまわないだろう。俺が答えると彼女は嬉しそうに笑った。
「エイジ? 『ハザード』の最後の曲と同じね。どんな漢字書くの?」
 心臓が大きく震えた。その動きはまるで、まだ生きていると主張しているようだった。俺が好きなバンド。俺がずっと思っていたこと。
「早く答えないと吸いきっちゃうよ?」
 彼女が言い終わり、ジリ、と巻紙が燃焼する。
「英雄のエイに、漢数字の二だ。これが二つ目でいいな?」
「え、ずるい」
 ハッとしてから、ほんの少しの間だけ視線を上に向けて悩み、俺に向き直って彼女は言った。その悪い冗談のような「お願い」に、俺は噎せ返った。喉で止まった肉を水で流し込んだ後、なんとか言葉を絞り出す。
「……どういうことだよ」
「だから、私のバンドのボーカルをやって」
 首を横に振ったら最後、俺は死ぬまで付け回されるだろうな、そう思わせるほどの強い口調だった。
「ハイって言えば、煙草一本どころじゃないわ。私の家に泊めてあげる。英二、この辺の人じゃないでしょう? 住むところも、金も、愛する人も、何も無いんでしょう?」
「なんで、そんなこと……」
「男の子がそんな大きい鞄を背負って、十九歳に見えないくらいにくたびれきった顔で、世界は終わりだ、今にも死にそうって感じじゃない。隈もすごいわ。寝てないでしょう?」
 狡猾な目をしているのはお前の方だ、と言ってやりたかった。俺はさながら、名探偵にトリックを暴かれている犯人のような気分だ。
「ほら、早く。チャンスは……」
 深雪は軽快な仕草で、銀色の灰皿にまだ残っている煙草を押し付けた。
「逃げちゃうものよ?」
「おい、そんなのありかよ」
 俺が抗議しようとすると、深雪は新しい煙草を取り出し咥え、百円ライターで再び火をつける。
「コンティニューよ。ボーナスタイムよ。最後の確率変動よ」
「待て、お願いなら最初から説明しろ、バンドのボーカル?」
 馬鹿馬鹿しい、とは思ったが彼女は止められない。
「今は私のターン。ハイって言うまで英二のターンは来ないわ」
「いいえ、って言ったらどうなる?」
 質問の意味を変えた途端、深雪は簡単に答えた。
「そうね……。とんでもない料金をふんだくってやるわ」
 思いつきの脅しに頭が痛くなる。そんなことできるわけがない。そうなったら二階の店長をたたき起こしてやる。
「三十五億兆円よ、三十五億兆。払えるの?」
 指先で点滅していた煙草の灰の先が、テーブルの上にぼろりと崩れ落ちた。小学生が考える、莫大すぎて存在しない単位。あそこで一千万円だと告げられた時よりも大きい金額を、いとも簡単に突きつけてくるのが何故だか面白くて、少し笑ってしまった。
「なら質問を変えるわ。今夜、私と寝たい?」
 その表情も口調も、いたって真剣だ。ガスの元栓はいつの間にか止められていたようで、深雪はその上に身を乗り出して、煙草を咥えたまま俺の胸ぐらを掴んでいる。
「一回でいいの。歌詞も簡単よ?」
「……泊めてくれるんだな?」
 別に、そういう意味で言ったわけでは決してない。久しぶりに布団で寝たかっただけだし、もしかすると深雪の家から金になるものを盗めるかもしれなかったからだ。ベッドだけ借りて、歌わされる前に逃げちまえばいい。
「歌ってくれるのね?」
 俺の真似だろうか、嫌な顔で試すように言う。
「ああ。やるよ」
 すっとコートの襟元にかかっていた力が抜け、フィルターに口紅のついた煙草が突きつけられた。
「チャンスは一回。逃した少年にはそれで充分よね?」
 大人しくフィルターを咥えると、深雪は満足したのかコンロに火をつけ直した。差し出された灰皿を素直に受け取ってから煙を肺に入れると、久々のニコチンに頭がクラクラした。
「じゃ、お望み通り説明してあげる」
 もう興味はなかったが、語りたがっているようなので俺は適当に聞き流すことにした。
「私がやってるのは『カルマ』っていう青春パンクバンドのベース。ギターが夏央っていう萌え系アニメオタクの男子大学生。ドラムは秋也、暴力団とか、ヤバい組織を取り締まる仕事の結構偉い人、見た目はおじさんだけどね。で、ボーカルの春翔っていうのがいたんだけど、ちょっと喧嘩して逃げちゃったわけ。音信不通。『いつまで青春がどうとか言うつもりだ!』みたいなね。意外と繊細な奴だから前にもこういうことがあったわ。またいつか戻って来るって私はわかってるんだけど、ライブの予定があるのに消えちゃうのは初めてで。しかも明後日なのに。ボーカルがいないから、みんなはパニック。そんな時に現れたのがエイジという名の救世主、ってわけ」
 ほとんど一息で話し終わった深雪は満足気だが、俺は例の如くついていけない。
「それなら、バンドメンバーの誰かが代わりに歌った方がいいんじゃねぇの」
 興味はないが、家に上げてもらえないとなれば困るので一応話を合わせる。
「駄目よ。私はすっごく音痴だし、夏央は声が小さすぎ。前に秋也がやったことがあるけど、rテンション上がりすぎて服を全部脱いじゃってね。あれ、私は面白かったんだけど、ライブハウスに怒られたから禁止になったの」
 類は友を呼ぶ——。俺の周りに不良が、巡の周りに秀才が集まったように、変人の周りには変人が集まるものなんだな。
「そんなことで、バンドのメンバーとかファンは良いのかよ」
 食事を再開した深雪に取られないよう、鉄板の上の肉を自分の方に寄せる。
「ま、良くはないけど。きっと気に入るわ。英二、とっても良い声してるし見た目も格好良いもの」
 褒められたことに悪い気はしないが、全てが適当というか、それでも正直というか、ひっくるめて言えば馬鹿なやつだ。それを考慮すれば心からは喜べない。ここまで馬鹿だと、今夜にでも盗みは成功できそうだな。気がつかないうちにすっかり小さくなっていた煙草を揉み消し、食事に戻ろうとすると、鉄板の上の肉は全て無くなっていた。
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