第9話 神話の由来

文字数 476文字

 日本最古の書物、歴史書とされる「古事記」は、当時の為政者が、編ませたのだが、その理由は、混乱するクニを1つにまとめたかったのだそうだ。

 タカマガハラ、という場所(現在もその地名は何ヵ所かにあるという)にカミサマが降りてきて、サルタヒコという人間がいて云々、このサルタヒコの子孫も、実際にいたりするのだった。

 そんな「古事記」に関するテレビを見て、ムムムと感じたことは、もしかして「聖書」や、アッラーの神の教典とかも、ときの権力者、つまり為政者が、「1つの思想に人民をまとめたほうが国を統一しやすい、管理しやすい」という理由から、編み出されたのではないか、という疑念だった。

 いつか、朝日新聞の投書欄のページに、アイロニカルな戯画として、イラク戦争に対してキリストとアッラーが「戦争をすすめたつもりは全くないんだけどなぁ」と困惑している描写があったが、神は結局人間がつくったものに他ならないのだろう。

 古事記には、そのカミサマの子孫が、天皇なのだということも書いてあるらしい。

 統一されたとして、まとめあげられたとして、それでどうなったというのだろう?
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