第4話 無知のあと

文字数 150文字

 知らない。
 そんな便利な物があるなんて、知らない。だから、あるもので、生活をした。
 知った。
 そんな便利な物があることを知った。だが、それを知ったことで、「足るを知る」を知らなくなった。

 知った上で、知らない頃へ戻ることは、ずいぶんな勇気が要るだろう。
 けれど、きっと、それがほんとうの知恵だろう。
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