第5話 地球の気持

文字数 988文字

 もう、地球的に、そろそろ、といってもかなり遅いが、ひとつになって、環境について本気で取り組んでもいいんじゃないかと思う。
 ジョン・レノンの「イマジン」じゃないけれど、いい加減、もういいんじゃないかと思う。
 某ウイルスで、ずいぶん観光も減って、その地では海もきれいになったり、サンゴ礁も復活したとかしないとか。
「人類船・地球号」とかいうテレビ番組も昔あった気がするけれど、まったく、国と国や人と人が争う前に、地球市民として考えてもいいんじゃなかろうか。

 ひとつになるなんて、ヒネクレものの僕なんか、大の苦手とするものだが、これに関しては全く異を挟まない。挟みようがない。
 スポーツや何かの競技では、よく「恩返し」という声を聞くけれど、ほんとうに恩を返すべくは、この地球さんに対してだろう。この立つ地がなければ、身もフタもない(ついでに言えば、オリンピックなんか個人個人が楽しんで、今までの自分の努力の成果を試せばいいのであって、いちいち国を背負う必要などどこにもない)。

 まず、もっともっと木を増やそう。人為になるが、人為によってあまりにも多くの森林が破壊されたのだから、せめてもの罪滅ぼしに、木を植えよう。
 日本に関しては、あまりにトレイや包装物が多すぎる。もっと、なくすことができると思う。ゴミは、とにかく減らした方がいい。
 海の中の治癒的なことは難しい。が、地上から上がるものが空に向かい、空からまた地球に返ってくるのだから、地上にいる人間がする行ない如何によって、海へもしっかり影響が行くだろう。

 もう、戻れないところまで来ているとしても、その中で、できることがある。ゆっくり、悪い方へ向かっているとしても、その速度をゆるめることはできる。ゆるめついでに、戻っていく方向ができれば、めっけもんだ。
 ほんとうに、一度知った「楽」をdeleteするのは難しい。消去なんかせず、いったん、小休止。ナマケモノになったって、いいではないか。怠惰こそ、快楽の極致かもしれぬ。それなりの哲学のようなものは必要になるが…。

 何も偉そうなことは言いたくないけれど、環境とか、地球については、ちょっと言いたくなる。こんなことを書こうとすると、自然、エラソーになってしまう。結局のところ、自分は生かされていることに、感謝しているのだ。だったらもっと謙虚になれよ、とツッコミも入れたくなるが。
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