第10談 映画『グランツーリスモ』を是非!

文字数 1,293文字

こんばんは。
本当に久しぶりになってしまいました。
今日観た映画のことで黙っていられなくなって、久しぶりに書かせていただきます。

表題でお分かりのように映画『グランツーリスモ』の紹介で、映画.comにもここと半分くらい共通する感想を投稿し、☆4つ半の評価を付けました。
正直なところ、予告を観てソニーと日産の長編広告動画のような印象を持っていたのですが、期待せずに観たせいもあってすごく面白かったです!
もし「ゲームはやらないから」とか、「モータースポーツには興味がないから」と思って映画館に行かずに、この感動のサクセスストーリーを見逃してしまったら勿体ない!

私は1960年代からのモータースポーツファンで、過去のモータースポーツ映画は殆ど劇場で観ていますが、この映画は名作の一つになると予感しています。いや、レースやクルマに興味のない方でも感動できるのはこれまでのモータースポーツ映画以上かもしれません。

実はF1をはじめ現実のモータースポーツでもシミュレーター——ゲームとは違い実際のコクピットそのまま——は重要な役割を果たしていますし、未経験のコースをゲームで覚えたレーサーも少なくないのですが、彼らは幼い頃から実際のレースやフィジカルトレーニングで身体や感覚を磨き上げてきたアスリートでありスペシャリストです。
一方で、プレステのグランツーリスモのプレイヤーから実際にレーサーになったヤン・マーデンボローは日本のレースでもお馴染みで、私もその名は知っていましたが、実際のサーキットを走ったことのないゲーマーがほんの1年くらいフィジカルトレーニングを重ねたくらいでリアルなレーサーになれるのか? と長年思っていた疑問がこの映画で解けました。お父さんがイギリスのプロサッカー選手だったんですね。アスリートとしての潜在能力は父親譲り(の遺伝子によるもの)ではないでしょうか?

監督は『第九地区』でお馴染みのニール・ブロムカンプ。勿論映画なのでフィクションの部分もありますが、ストーリーも人物像もよく描けていて、なかなかの感動物語。

レッドブルチームの代表クリスチャン・ホーナーの奥さんで、F1のパドックでよく見る元スパイス・ガールズのハリウェル・ホーナーがお母さん役を演じています。

レースシーンは殆どCGかと思いましたが、意外や実写が多いんですね。『グランプリ』や『ラッシュ』の影響は見てとれますが、それもオマージュと思えば◯。
そして、映像と同じかそれ以上に音がすごく良いです! 音が専門の私が言うのだから間違いない!(笑)
とにかくこの映像と音響は劇場で体験しないと勿体無い!

SONYの映画だから当然かもしれませんが、東京も海外の作品によくあるおかしな日本ではなくちゃんと描かれているし、モータースポーツファンやゲームファンだけでなく、誰にでもおすすめできる映画。
ごく稀に苦手な方やツッコミ入れる方もいるかもしれませんが、9割以上の方は感動すること間違いなし。とにかく観ないと勿体ない!(しつこいw)

気になった方は映画館へ急げ!


老人は死なず、いゃぁ映画って本当にいいものですね。
(2023.10.25)
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