第4話
文字数 272文字
義姉の美和さんから電話があった。
「京子さん、働き出したんだって」
「ええ」
パパが話したのだろう。
両親を早くに亡くし、美和さんが母親代わりだったらしい。
何かとよく相談もしていた。
今は離婚して一人娘の美幸ちゃんを育てている。家が近いせいもあって、よく義姉の家へも遊びに行っていた。
お義姉さんに余計なことを言っていなければいいんだけど。
「急な残業とかあったら連絡頂戴。ほら、私は在宅の仕事だから」
「でも翻訳の仕事も忙しいんじゃ」
「何言ってんのよ。家族でしょう」
「有り難うございます」
実家が少し遠く頼りにくいので、この申し出は有り難かった。
「京子さん、働き出したんだって」
「ええ」
パパが話したのだろう。
両親を早くに亡くし、美和さんが母親代わりだったらしい。
何かとよく相談もしていた。
今は離婚して一人娘の美幸ちゃんを育てている。家が近いせいもあって、よく義姉の家へも遊びに行っていた。
お義姉さんに余計なことを言っていなければいいんだけど。
「急な残業とかあったら連絡頂戴。ほら、私は在宅の仕事だから」
「でも翻訳の仕事も忙しいんじゃ」
「何言ってんのよ。家族でしょう」
「有り難うございます」
実家が少し遠く頼りにくいので、この申し出は有り難かった。