第10話 撮影開始
文字数 3,711文字
「あの人、絶対なにかあるわ。そんな気、しない?」
「うん、変だと俺も思った」
「僕も、何か引っかかりました」
「うーん、あの人、怪しいですぅ」
全員、首を捻る。
「分かったわ!」
優衣はぽん、と手をたたいた。
「あの人、ツチノコを捕まえる気だわ! あのリュックの中、罠が入ってたのよ! それで誰にも見られたくないから、こっそり、こんな朝早い時間に山に登って、その罠を仕掛けたのよ!」
「……なるほど、そう考えたら挙動がおかしかった事については納得がいく。でも、たった一人で、今更そんなデマを信じるみたいな事、するかなあ」
「うーん、そう言われてみればそうね」
どうやら、その線は薄そうだ。
「わかったぁ!」
今度は美玖が声を上げた。
目をきらん、と輝かすその表情からは、自分の推理に相当の自信がある様子がうかがえる。全員、彼女の発言に耳を傾ける。
「リュックの中にツチノコ捕まえる罠が入ってて、それをこそっと仕掛けたのですぅ!」
……いや、だからそれ今、優衣が言ったから。
一呼吸置いて、彼女以外、全員爆笑。
優衣が言ったこととほぼ同じ内容だったと告げると、
「ごめんあさいぃ……私、集中して考え事すると、他の人の話とか聞き逃しちゃうことがあるから……」
ちょっといじけている美玖の頭を、優衣は「いいのよ、気にしないで」と撫でてあげていた。優しい先輩になったものだなあ。
ちょっと遅くなったけど、山登り開始。
怪しい女が仕掛けた(かもしれない)ツチノコ捕獲用の罠を探そうか、という意見があったが、時間とメリットがないので無視。
前回撮影しそこねた、罠になんにもかかっていなかったシーンを撮影。かわりに脱皮した蛇の皮を映像に収めておく。
問題は次の、崖から転がり落ちるシーン。
そんな崖なんて、このあやかし山にあったっけ。
「ここよ」
優衣が皆を連れてきたそこは、崖、というより、単なる急な斜面だ。
高さは十メートルぐらいで、斜度は、うん、まあ、スキーで言えば中級者コースぐらい。
落ち葉とかいっぱい積もっているし、確かに歩道から一歩足を踏み外せば、下まで滑り落ちて行きそうだ。
でも、歩道には手すりがあるし、それを超えて足を踏み外すなんて、普通は考えられないんだけど。
「歩道の脇に、ツチノコの骨らしき物が落ちていることにするわ。翔太はそれを拾おうとして、転がり落ちるの。雅人君、持ってきてくれてるよね?」
「はい、これです」
おお、さすがは雅人、こんな小物でも手を抜かず、しっかりとした造形になっている。っていうか、本物の蛇の骨格標本みたいだ。ちょっと短いけど、ツチノコのものだから当然か。
「じゃあ、翔太。行ってみよう!」
うわあ、やだなあ。でもまあ、しょうがない。
俺は遊歩道の手すりから身を乗りだし、その骨を拾おうとした……その時、片足を滑らせ、重心を崩してそのまま斜面へとダイブする。
ズササササーッ……ポテッ。
勢いよく滑り落ちたものの、最後の斜面が緩くなった地点で引っかかって転んでしまった。
その映像は、美玖が上から、雅人が横から撮影していた。うまく撮ってくれたかな。
「カットカット! だめよ、そんなんじゃあ。台本には『転がり落ちる』って書いてたでしょ! 滑り落ちたら、迫力がないじゃない」
そんなあ。結構痛かったのに。
TAKE2。
ゴロゴロゴロ……ポテッ。
「カットカット、やり直し!」
「ええっ、なんでだよ! ちゃんと転がり落ちただろ!」
「そうだけど、横に転がっただけでしょう! この場合の転がり落ちる、は、前に、派手に、なのよ!」
「えええっ、この斜面を前回りしながら落ちるのか! 勘弁してくれ!」
「だってそうしないと、迫力の映像撮れないじゃないの!」
この言葉に、俺はカチン、と来てしまった。
「だったら、おまえやってみろよ! そこで偉そうに怒鳴るだけで、自分は何にもしないつもりだろうが!」
「……分かったわ、もう頼まない」
優衣はそう言うと、自分が手すりから身を乗りだした。
「雅人君、ミクちゃん! 私が転がり落ちるから、うまく撮影してね」
もちろん、俺は慌てた。
「わっ……分かった、俺が悪かった! 頼むから無茶しないでくれ」
「もう遅いわ。じゃあ、行くわよ!」
「ストップ! ストップ! もう逆らわないから、止めてくれ!」
「……よろしい。じゃあ、早く上がってきてね」
思いっきり笑顔になった。くそ、またはめられた。
TAKE3。
ズササッ、ゴロン、ゴロゴロ、ゴロン、ドン、ゴロゴロドッスン。
「カーット! はい、OK! 翔太、ナイスアクションだったわよ!」
はあ、三回目でやっとOKが出たよ。もうすでにボロボロだ。長袖の服の上からでも腕に擦り傷ができて、リアルに血が出てる。
そこで予定をちょっと前倒しして、治療シーンを先に入れる。
ところが、シナリオでは救護係の美玖が治療してくれるはずだったが、どういうわけか優衣が手当てをしてくれることになった。
雅人の撮影のもと、優衣が作業を開始する。
まず、ペットボトルの水で俺の傷口を綺麗に洗い流し、次に消毒液を付ける。
「いてっ」
「ごめん、しみちゃった?」
「いや……大丈夫」
なんだ、自然に発生してしまった、この定番青春ドラマは!
気恥ずかしいけど、優衣にされると嬉しいものだな。さっきの怒りが、ウソのように収まっていく。これも彼女の策略なのか?
大きめの絆創膏を貼り、簡単に包帯を巻いて、治療終了。なかなか手際が良かった。
しかし、撮影が終わったあとも、優衣の手は動いた。
タオルを水で濡らし、泥で汚れた俺の顔や首を丁寧にぬぐってくれる。
真剣な表情だけど、俺が見つめているのに気付くと、照れたように、ほんの少し赤くなる。うっ、かわいい。こういう所に惹かれてしまうんだよなあ。
さあ、次も問題の、「土佐犬並の大きさ」のマングースと戦うシーン。
といっても、もちろん目の前にそいつがいるという「想定」で戦わなければならない。
なんかのマンガで、似たようなシーンがあった。主人公がシャドーボクシングの発展系として、巨大化した仮想の昆虫や猛獣と闘う。
しかし、果たして俺にそんな芸当ができるのだろうか。
一応、マングース対コブラのビデオはネットの動画で見た。
マングースの動きは非常にすばしっこく、また、想像以上に獰猛だった。
前後の動きは予測していたが、左右にも俊敏に移動する。また、首を上げ下げすることにより、高低の反射速度も目で追えないほどだった。
それでいて、敵の攻撃の終わりかけをカウンター攻撃する、カンの鋭さも併せ持っている。本当にこれが犬ほどの大きさだったならば、素手の人間など到底勝てる物ではないだろう。
今回、俺は武器として、サバイバルナイフ(ただし模造刀)を持っている。
これで下方向からのマングースに対して、どう攻めていくのか。
ここは、マングース以上の素早い動きとフェイントが要求される。
まず、正面に対峙する。
仮想マングースは、俺の気をそらすように、左右に慌ただしく動いている。
俺は、タン、と軽く一歩踏み出した。
ビクッと一瞬、後ろに下がるマングース。しかし頭を上げ、口を半分開いて牙を剥き、威嚇している。
そのフェイントを二、三回見せ、相手が少し慣れた頃に、俺は大きく三歩踏み出した。
後方、そして右方向と巧みに下がるマングース。そしてこちらが止まったのを見計らって、猛烈な勢いで飛びかかってくる。
しかし、それを俺は予測していた。
奥義「半身ずらし」で、相手の動きをいなす。
勢いが付きすぎ、一瞬通り過ぎるマングース。すぐに体を翻し、連続攻撃を掛けようとする。
だが、そこにはナイフを両手でしっかりと掴み、そのまま体重を乗せて振り下ろす俺がいた。
ザクッ!
刃渡り二十センチのサバイバルナイフを、その刀身の根本までマングースの首根っこに突き刺した。
かっと目を見開き、一瞬遅れてパタン、と倒れる猛獣。
(勝った!)
俺は勝利の余韻に浸りながら、その場に大の字になった。
「カットーッ!」
優衣の声が響く。俺の見えない敵と闘う迫真の演技に、驚いただろう!
「だめ、やり直し!」
「ええええっー! あんなに激しく闘ったのに、何が悪いんだよ!」
「動きそのものは良かったけど、ちゃんと言ってたでしょ! そのマングースは炎を吐くって」
……あ、忘れてた。
「ちょっと待てよ! 前も言ったけど、炎を吐くマングースなんかいるわけないだろう!」
俺は無駄な抵抗を試みる。
「だから仮想なんだってば! 美玖ちゃんがCGで何とかしてくれるから! あと、さっきの動きだと、マングースの大きさはせいぜい柴犬だわ! 土佐犬はもっと大きいから、そこんところ修正してね。それと、闘いはもうちょっと長引かせて。さっきの三倍ぐらい。はい、じゃ、TAKE2、行ってみよう!」
……あの、もう、結構ヘロヘロなんですけど……。
その後、計三回も仮想マングースと闘ったものの、すべてNG。でも、それらをつなぎ合わせて編集すればかなりいいものになりそう、ということで、ようやく解放された。
優衣監督、厳しすぎです……。
「うん、変だと俺も思った」
「僕も、何か引っかかりました」
「うーん、あの人、怪しいですぅ」
全員、首を捻る。
「分かったわ!」
優衣はぽん、と手をたたいた。
「あの人、ツチノコを捕まえる気だわ! あのリュックの中、罠が入ってたのよ! それで誰にも見られたくないから、こっそり、こんな朝早い時間に山に登って、その罠を仕掛けたのよ!」
「……なるほど、そう考えたら挙動がおかしかった事については納得がいく。でも、たった一人で、今更そんなデマを信じるみたいな事、するかなあ」
「うーん、そう言われてみればそうね」
どうやら、その線は薄そうだ。
「わかったぁ!」
今度は美玖が声を上げた。
目をきらん、と輝かすその表情からは、自分の推理に相当の自信がある様子がうかがえる。全員、彼女の発言に耳を傾ける。
「リュックの中にツチノコ捕まえる罠が入ってて、それをこそっと仕掛けたのですぅ!」
……いや、だからそれ今、優衣が言ったから。
一呼吸置いて、彼女以外、全員爆笑。
優衣が言ったこととほぼ同じ内容だったと告げると、
「ごめんあさいぃ……私、集中して考え事すると、他の人の話とか聞き逃しちゃうことがあるから……」
ちょっといじけている美玖の頭を、優衣は「いいのよ、気にしないで」と撫でてあげていた。優しい先輩になったものだなあ。
ちょっと遅くなったけど、山登り開始。
怪しい女が仕掛けた(かもしれない)ツチノコ捕獲用の罠を探そうか、という意見があったが、時間とメリットがないので無視。
前回撮影しそこねた、罠になんにもかかっていなかったシーンを撮影。かわりに脱皮した蛇の皮を映像に収めておく。
問題は次の、崖から転がり落ちるシーン。
そんな崖なんて、このあやかし山にあったっけ。
「ここよ」
優衣が皆を連れてきたそこは、崖、というより、単なる急な斜面だ。
高さは十メートルぐらいで、斜度は、うん、まあ、スキーで言えば中級者コースぐらい。
落ち葉とかいっぱい積もっているし、確かに歩道から一歩足を踏み外せば、下まで滑り落ちて行きそうだ。
でも、歩道には手すりがあるし、それを超えて足を踏み外すなんて、普通は考えられないんだけど。
「歩道の脇に、ツチノコの骨らしき物が落ちていることにするわ。翔太はそれを拾おうとして、転がり落ちるの。雅人君、持ってきてくれてるよね?」
「はい、これです」
おお、さすがは雅人、こんな小物でも手を抜かず、しっかりとした造形になっている。っていうか、本物の蛇の骨格標本みたいだ。ちょっと短いけど、ツチノコのものだから当然か。
「じゃあ、翔太。行ってみよう!」
うわあ、やだなあ。でもまあ、しょうがない。
俺は遊歩道の手すりから身を乗りだし、その骨を拾おうとした……その時、片足を滑らせ、重心を崩してそのまま斜面へとダイブする。
ズササササーッ……ポテッ。
勢いよく滑り落ちたものの、最後の斜面が緩くなった地点で引っかかって転んでしまった。
その映像は、美玖が上から、雅人が横から撮影していた。うまく撮ってくれたかな。
「カットカット! だめよ、そんなんじゃあ。台本には『転がり落ちる』って書いてたでしょ! 滑り落ちたら、迫力がないじゃない」
そんなあ。結構痛かったのに。
TAKE2。
ゴロゴロゴロ……ポテッ。
「カットカット、やり直し!」
「ええっ、なんでだよ! ちゃんと転がり落ちただろ!」
「そうだけど、横に転がっただけでしょう! この場合の転がり落ちる、は、前に、派手に、なのよ!」
「えええっ、この斜面を前回りしながら落ちるのか! 勘弁してくれ!」
「だってそうしないと、迫力の映像撮れないじゃないの!」
この言葉に、俺はカチン、と来てしまった。
「だったら、おまえやってみろよ! そこで偉そうに怒鳴るだけで、自分は何にもしないつもりだろうが!」
「……分かったわ、もう頼まない」
優衣はそう言うと、自分が手すりから身を乗りだした。
「雅人君、ミクちゃん! 私が転がり落ちるから、うまく撮影してね」
もちろん、俺は慌てた。
「わっ……分かった、俺が悪かった! 頼むから無茶しないでくれ」
「もう遅いわ。じゃあ、行くわよ!」
「ストップ! ストップ! もう逆らわないから、止めてくれ!」
「……よろしい。じゃあ、早く上がってきてね」
思いっきり笑顔になった。くそ、またはめられた。
TAKE3。
ズササッ、ゴロン、ゴロゴロ、ゴロン、ドン、ゴロゴロドッスン。
「カーット! はい、OK! 翔太、ナイスアクションだったわよ!」
はあ、三回目でやっとOKが出たよ。もうすでにボロボロだ。長袖の服の上からでも腕に擦り傷ができて、リアルに血が出てる。
そこで予定をちょっと前倒しして、治療シーンを先に入れる。
ところが、シナリオでは救護係の美玖が治療してくれるはずだったが、どういうわけか優衣が手当てをしてくれることになった。
雅人の撮影のもと、優衣が作業を開始する。
まず、ペットボトルの水で俺の傷口を綺麗に洗い流し、次に消毒液を付ける。
「いてっ」
「ごめん、しみちゃった?」
「いや……大丈夫」
なんだ、自然に発生してしまった、この定番青春ドラマは!
気恥ずかしいけど、優衣にされると嬉しいものだな。さっきの怒りが、ウソのように収まっていく。これも彼女の策略なのか?
大きめの絆創膏を貼り、簡単に包帯を巻いて、治療終了。なかなか手際が良かった。
しかし、撮影が終わったあとも、優衣の手は動いた。
タオルを水で濡らし、泥で汚れた俺の顔や首を丁寧にぬぐってくれる。
真剣な表情だけど、俺が見つめているのに気付くと、照れたように、ほんの少し赤くなる。うっ、かわいい。こういう所に惹かれてしまうんだよなあ。
さあ、次も問題の、「土佐犬並の大きさ」のマングースと戦うシーン。
といっても、もちろん目の前にそいつがいるという「想定」で戦わなければならない。
なんかのマンガで、似たようなシーンがあった。主人公がシャドーボクシングの発展系として、巨大化した仮想の昆虫や猛獣と闘う。
しかし、果たして俺にそんな芸当ができるのだろうか。
一応、マングース対コブラのビデオはネットの動画で見た。
マングースの動きは非常にすばしっこく、また、想像以上に獰猛だった。
前後の動きは予測していたが、左右にも俊敏に移動する。また、首を上げ下げすることにより、高低の反射速度も目で追えないほどだった。
それでいて、敵の攻撃の終わりかけをカウンター攻撃する、カンの鋭さも併せ持っている。本当にこれが犬ほどの大きさだったならば、素手の人間など到底勝てる物ではないだろう。
今回、俺は武器として、サバイバルナイフ(ただし模造刀)を持っている。
これで下方向からのマングースに対して、どう攻めていくのか。
ここは、マングース以上の素早い動きとフェイントが要求される。
まず、正面に対峙する。
仮想マングースは、俺の気をそらすように、左右に慌ただしく動いている。
俺は、タン、と軽く一歩踏み出した。
ビクッと一瞬、後ろに下がるマングース。しかし頭を上げ、口を半分開いて牙を剥き、威嚇している。
そのフェイントを二、三回見せ、相手が少し慣れた頃に、俺は大きく三歩踏み出した。
後方、そして右方向と巧みに下がるマングース。そしてこちらが止まったのを見計らって、猛烈な勢いで飛びかかってくる。
しかし、それを俺は予測していた。
奥義「半身ずらし」で、相手の動きをいなす。
勢いが付きすぎ、一瞬通り過ぎるマングース。すぐに体を翻し、連続攻撃を掛けようとする。
だが、そこにはナイフを両手でしっかりと掴み、そのまま体重を乗せて振り下ろす俺がいた。
ザクッ!
刃渡り二十センチのサバイバルナイフを、その刀身の根本までマングースの首根っこに突き刺した。
かっと目を見開き、一瞬遅れてパタン、と倒れる猛獣。
(勝った!)
俺は勝利の余韻に浸りながら、その場に大の字になった。
「カットーッ!」
優衣の声が響く。俺の見えない敵と闘う迫真の演技に、驚いただろう!
「だめ、やり直し!」
「ええええっー! あんなに激しく闘ったのに、何が悪いんだよ!」
「動きそのものは良かったけど、ちゃんと言ってたでしょ! そのマングースは炎を吐くって」
……あ、忘れてた。
「ちょっと待てよ! 前も言ったけど、炎を吐くマングースなんかいるわけないだろう!」
俺は無駄な抵抗を試みる。
「だから仮想なんだってば! 美玖ちゃんがCGで何とかしてくれるから! あと、さっきの動きだと、マングースの大きさはせいぜい柴犬だわ! 土佐犬はもっと大きいから、そこんところ修正してね。それと、闘いはもうちょっと長引かせて。さっきの三倍ぐらい。はい、じゃ、TAKE2、行ってみよう!」
……あの、もう、結構ヘロヘロなんですけど……。
その後、計三回も仮想マングースと闘ったものの、すべてNG。でも、それらをつなぎ合わせて編集すればかなりいいものになりそう、ということで、ようやく解放された。
優衣監督、厳しすぎです……。