第4話:パソコン教室校長と双子の出産

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 そして、1回の講習1時間で、2千円で開始した。すると女性、中高年中心に受講者が、48人、集まった。そのため、土曜2教室2時間、日曜3教室3時間で開始した。またインターネット中古の本屋で購入した一太郎、ワード、エクセル、インターネットの本も販売すると好評で儲かった。生徒さんの口コミで、受講者が増えてきて利益が、増えてきたので、幸先が良いと、安護夫妻は、大喜びした。

 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世がインドに亡命する契機となったチベット動乱から49周年を迎えた3月14日、チベット自治区ラサでチベット人僧侶らが中国による「圧政」に抗議、大規模暴動に発展した。中国側は武装警察などを動員、双方に多数の死傷者が出た。ラサの暴動は、四川省や甘粛省、青海省などのチベット人居住区に飛び火した。

 中国政府は「北京五輪破壊を狙ったダライ・ラマ一派による謀略・扇動だ」と強硬姿勢を強めた。一方、国際社会は中国による鎮圧を批判し、欧州の一部首脳からは五輪開会式ボイコット論が浮上した。聖火リレーもチベット支援者らがロンドンやパリなどで妨害するなど混乱し、中国は「五輪の政治化」に神経をとがらせた。その後、5月12日、中国四川省を震源とするマグニチュード8の大地震が発生した。

 死者・行方不明者が8万人超の大惨事となり、北京五輪を控えた胡錦濤指導部に大きな衝撃を与えた。最も大きな被害を受けたのは、当時授業中だった子供らで、校舎倒壊で6500人以上が死亡。背景には校舎建設費を安く抑えるための手抜き工事という根深い問題が潜んでいた。5月20日、安護宗子さんが、体調が悪いと言うので、念のため、産婦人科を受診した。

 すると妊娠していると告げられ、出産予定日は、11月10日と告げられた。宗子さんの両親も大喜んだ。このため海女さんの仕事を中止して奥さんの実家で、過ごすことになった。その後、検診で、産婦人科の先生から双子の可能性が高いと安護夫妻に伝えられ驚いた。そして、安護義之は、奥さんの実家を訪問して、毎日の様に食べ物や飲み物を渡して奥さんと歓談した。

 米国の住宅バブルが崩壊し低所得者向け高金利型「サブプライム」住宅ローンの焦げ付きが多発したことで、米欧金融機関の経営が急速に悪化、世界的な金融危機に発展した。9月、米証券大手リーマン・ブラザースの経営破綻を受け、危機が深刻化した。議会で、金融安定化法案が否決されると米株価が暴落しダウ工業株30種平均は史上最大の下落幅777ドルを記録した。

 10月に修正後の法案が成立したが、株価は約4年ぶりに1万ドルを割り込んだ。危機は新興国にも波及し主要中央銀行による同時利下げ、金融機関への公的資金注入。市場への資金供給などが講じられた。金融サミットで、景気てこ入れ策が、合意されたが、世界経済は、「大恐慌以来」の深刻なリセッション「景気後退」に陥ると、みられている。2008年10月28日、早朝、証券会社の担当者から電話が入った。

 そして、伊藤忠株の気配値が、391円と安いので買いと言われ、同意し14000株、成り行き買い注文を出した。昼過ぎに確認すると伊藤忠株1万4千株を548万円で買え、残金が217万円となった。2008年11月8日、宗子さんが、鳥羽の産婦人科病院に入院するので、安護義之が、車で送った。その後、11月10日、男女の双子を無事出産し安護富子と安護和臣と命名した。

 しかし、奥さんの実家でも、お母さんが海女さんの仕事をするので、安護家で見てくれないかと言われ了解した。インド西部ムンバイの高級ホテルや鉄道駅を狙って、銃乱射や爆発を伴う同時多発テロが11月26日に発生した。武装した男らがホテルを2日超にわたり占拠。治安部隊が鎮圧するまでに160人以上が死亡し、三井丸紅液化ガスの津田尚志さんも犠牲になった。

 パキスタンのイスラム過激派ラシュカレトイバや同国の情報機関、三軍統合情報局の関与が疑われた。11月26日、インドのムカジー外相が「パキスタンの一部分子の犯行」と激しく非難するなど核保有国同士の緊張の高まりに懸念が広がった。印パ関係の悪化は、米国がアフガニスタンで進める「テロとの戦い」に影響を与えかねず、事件後、直ちにライス国務長官が両国を歴訪しインドに自制を促した。
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