第2話:大雨、高温、地震、スマトラ地震、大雪

文字数 1,787文字

 7月28日夜から激しい雨が降り出し、29日朝から昼過ぎにかけて紀勢・東紀州や中部を中心に記録的な大雨となった。宮川村では大規模な斜面崩壊や土石流などがいたる所で発生。死者6人、行方不明1人、重傷者2人、海山町では町内を流れる船津川の氾濫した。その結果、死者2人、床上浸水1625棟と過去に経験したことのない大災害となった。

 また、津市内でも床上浸水451棟の大きな災害となった。津の総降水量440.5ミリ粥見の総降水量575ミリ、尾鷲の総降水量876ミリ、御浜の総降水量424ミリ、尾鷲の最大1時間降水量133.5ミリ、宮川の最大1時間降水量139ミリという豪雨が降った。千葉県市原市牛久で40.2℃、いずれも2013年末現在で各観測地点の最高気温記録であった。

 山梨県甲府市でも39.9℃を記録し、翌7月21日には、甲府市で、さらに40.4℃となり前日の記録を更新するなど各地で最高気温の記録を更新した。10月23日、新潟県中越地震 マグニチュード6.8、新潟県で震度7の地震が発生した。さらに断続的に震度6級の余震が、襲い、死者68名を出した。12月13日、埼玉県さいたま市のドン・キホーテ浦和花月店、大宮大和田店で相次いで放火と見られる火災が発生した。

 ドン・キホーテ浦和花月店で、3人が死亡し7人が、重軽傷を負う大惨事になる。その後も大宮大和田店「2度目」、環八世田谷店などで、放火と見られる火災が相次いだ。12月26日、インドネシア西部時間7時59分頃にインドネシア西部、スマトラ島北西沖のインド洋で発生したマグニチュード9.1の地震である。スマトラ島沖地震の大津波によりインド洋沿岸の各国に大きな被害「30万人以上の死者・行方不明者」が出たが、日本人33人の死亡も確認された。

 一時、日本人の安否不明者数は、一時約300人。震源域は、研究機関によって異なり、およそ1000~1600キロと長さ。地震後のGPSや実地調査では、スマトラ島北西沖にあるニアス島からインド領のアンダマン諸島北端までの広範囲で隆起・沈降・水平移動といった地面のずれが、観測された。国土地理院の分析によれば、震源域はミャンマー領ココ諸島とアンダマン諸島北端の間付近からニアス島の北西に位置するシムルー島北部までの約1320キロとされた。

 平均を取って約1300キロだとしても、日本列島沿岸の海溝にあてはめれば、銚子沖から得撫島南方沖あたり、あるいは銚子沖から奄美大島東方沖あたりにまで及ぶ規模である。マグニチュ-ド9.3の本震だけを見ても、ずれた断層「プレートの境界面」は、南北に約400キロ、東西に約150キロにわたる範囲に及び、ずれた距離は、最大約20メートルという巨大な規模のものであった。

 大津波が発生し、インドネシアのみならず、インド洋沿岸のインド、スリランカ、タイ王国、マレーシア、モルディブ、マダガスカル、ソマリアなど東南アジア全域に加え、東アフリカなどでも被害が発生した。2004年12月31日、南岸低気圧の通過で西日本〜東日本で大雪で東京都心でも3センチの積雪をはじめ関東一帯で大雪。

 また寒気が東日本〜九州までの広範囲に流れ込んだため大阪、香川、岡山等の瀬戸内海側地方でも積雪。西では九州北部の福岡まで積雪を観測。積雪を観測しなかった地方でも雪や霙が降った時間帯もあった。この大雪以降、冬型の気圧配置が続くようになり翌年の3月まで日本海側では雪の降る日が多くなった。

 2005年1月7日、広島県福山市の老人ホームで7人が相次いでノロウイルス「感染性胃腸炎」により死亡していたことが発覚。1月26日、山一證券が最後の債権者集会を行い日銀特融の1111億円を返済不能としたまま破産手続きを完了した。3月20日、福岡県西方沖地震マグニチュード7発生。九州北部沿岸や対馬に一時、津波注意報を発表。

 福岡県と佐賀県南部で震度6弱、死者1名負傷者750名。震源に近い福岡市西区の玄界島で住宅の半数が全壊する被害となったのをはじめ、同区能古島、西浦、宮浦、東区志賀島などの沿岸地区で大きな被害となった。福岡市および志摩町・前原市「現・糸島市」と周辺市町村を中心に被害が発生した。死者1名、負傷者約1200名、住家全壊、約140棟、福岡市付近では、有史以来もっとも大きな地震となった。
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