［イカロス－太陽に灼かれた翼］

文字数 115文字

太陽に近付きたいと手を伸ばして、
羽を広げて、
傍に行こうとすればするほど、
燃え尽きて地面に落ちるしかない。

とうの昔に分かっていた理。

分不相応の願いを持つ人間への戒め。

焦がれた太陽へは、二度と届かない。

届くと思うことこそ、愚かなのだ。

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