[楽園]

文字数 165文字

穏やかな風が吹く丘で
僕は一人唄っている

丘の下に広がるのは
人類が長年かけて繁栄した証が
崩壊した街並み

倒壊したビル群を覆うように
無数の植物が絡み付いている

そんなビル群の上を羽ばたく
小鳥達のさえずりが
風に乗って僕の耳に届く

全てが終わりを迎えた街に
全ての始まりを告げる自然が広がる

現在と過去
どちらの姿が楽園なのかな?

僕は一人を唄っている。
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