春 → 夏
文字数 197文字
春の柔らかさとは違う
夏の厳しさ
それはヴィヴィッドな色使い
ギラギラと輝く太陽と突き抜ける青空
目にも眩しい新緑と
触れたら切れてしまいそうなくらい
尖った葉
人の目には
青が「よく」見えるのかもしれない
何もかもがくっきりと
浮かび上がって見える気がする
文字通り肌を焼くような暑さと
時折申し訳程度に通り抜ける風に
どうにか日影を探すけれど
時刻は正午間近 お天道様はてっぺんに
ただただ早く、家に帰りたくなるのでした
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