第5話
文字数 1,919文字
ザ・ゲーム(1979年作品)第5回 俺は久賀島で敵と遭遇し、激しい戦闘ののち、目的の南条財閥の孫である南条則夫に出会う。
ザ・ゲーム(1979年作品)第5回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
俺は今 久賀島にいて、誘拐集団の
相手の増援がこないうちに姿を隠さなけれ
ばならない。
オートバイで山道を漂山へとむかう。10
程行った時、新手が現われた。
アダンとカヤの中からサンドパギーが出現した。
コヤツは上にリングマウントを装着し、12・7mm機銃を装備している。
恐ろしいことにおいおいランポルギーニーチータだぞ。最高速度150Kmの車だ。バイクではすぐに追いつかれる。単射をさけて、山道のわきへのがれ山なりの道の急カーブで、俺は瞬間、道の片側の丘へ500Xg近いバイクをはずみをつけ押しあげた。ししばらく丘の上をとって返し、追撃してくるチータのこなくそ野郎の真上へ、バイクごと落下した。バイクのタイヤの下で射手は押しつぶされた。クソったれチータはカープの道の壁へ激突し、横転した。ザマアミロ。
運転手の野郎はフロントフレームを突き
破り、頭をくねらしている。もう俺のバイクもおしゃかに近かかったが、ドッコイドッコイだ。何とか動かせる。
血まみれのバイクボディはあまり気持ちのいいものではないが、しかたがあるメエ。。
フダン樹をすぎ砂疆地にはいる。小屋がみ
えている。側に先租の霊をなぐさめる拝所
(うがんじよ)があった。 聖なる場所だ。
俺はね心で拝む。何の攻撃もない。
おかしい。そう思った瞬間、俺の体は思いっきりオートバイごと持ち上げられ、突然の閃光が俺を盲いさせた。
とてつもない爆音が一瞬俺をつんぼにした。一瞬、俺は無意識にオートバイをけって自分から体を空へ投げだしていた。
くそつ地雷原だ。何をしやがる。本格的な奴らだ。クソったれ。
回転しながら着地したが、俺の背中の守り神ウィポンパックはバラバラに吹飛んでいた。クソったれザマねえ!俺も着地のショックで一瞬気を失なった。
■ 気がつくと、5名のクソったれヤロウ男達がM16アサルトライフルを手にして立っていた。のがれようがなかった。
俺は男達に連れられ目の前に見えた小屋に入った。が中には子供の姿はない。
「おい、お前たち南条則夫くんをどうしたんだ」
が、このクソったれ男達は無言のままだった。この俺様を椅子に手稲にもくくり着けた。
一人の男が熱々のガス・バーナーに点火し、俺の方に近づけようとした。クソったれの一人でもある俺を拷問にかけようという魂胆らしい。
俺は椅子ごとコイツラの方へ勢いよく後へ
倒れ込み、同時に右足でカスーバーナーを持つ男の又ぐらを蹴り上げた。
カスーバーナーがころがり、悲鳴を上げる一人の男の体にまともに火が乗り移り、さらにはクソったれ共の小屋にも火が移る。ザマアミロだ。
後に倒れた瞬間、木の椅子はバラバラに壊れた。一人の男がM16を構えようとしていた。椅子の足のキッパしを矢じりのように投げつけた。
椅子の切れ端は男の顔ど真ん中に血まみれに突ささった。ラッキーストライクだ、木切れ顔抜け男はM16ライフルをとり落とした。投げた一瞬、俺は体を横に投げ、もう一人の男のM16ライフルの連射をのがれ。床にころがっていたM16を取り上げ、横ざまに連射した。
やれやれクソったれ全員が倒れていた。
いやいやラッキーだ。一仕事終わりだ。バンザイだ。
がしかし
部屋の隅に、俺のウィポンパックが整理されていたので、それを担ぎ上げた。外へ飛び出した俺は、火に包まれている部屋の窓へ手榴弾をほおり込んだ。後片付け。掃除はきちんとだ。続いて爆発音がおこり、小屋はとてつもなく上にうきあがり吹き飛ぶ。御愛嬌。
再び、重機銃の火線が俺を襲った。小屋の側に見えていた拝所うがんじよに砂袋に
囲まれた銃座がのぞいている。
こいつはとても強力なMG3重機銃の銃座だ。俺は、岩陰に走り込み、ウィポンパックからウジ=ナブマシンガンを取り出し
、グレネード弾を装着する。榴弾である。
発射する。閃光がおこり、銃座は静かになった。2ストライク。
がしかし。奇妙だが。
急に拍手が聞こえた。
それはこの血なまぐさい肉片だらけに久賀島に異様に響いた。俺は空耳かと思った。
拝所の戸びらが開いた。
「ブラボー、ブラボー」甲高い声が、誰だ。
■10歳くらいのガキが手を叩いてぃやがしたくそっこのガキは一体。が
俺の胃は驚きのあま力飛び出しそうになった。
そのガキの顔は南条のオヤジから預かった写真とうり二つだった。この肉片血の海だらけパーテイにそぐわない。そいつが孫の南条則夫なのだ。
ザ・ゲーム(1979年作品)第5回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
ザ・ゲーム(1979年作品)第5回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
俺は今 久賀島にいて、誘拐集団の
相手の増援がこないうちに姿を隠さなけれ
ばならない。
オートバイで山道を漂山へとむかう。10
程行った時、新手が現われた。
アダンとカヤの中からサンドパギーが出現した。
コヤツは上にリングマウントを装着し、12・7mm機銃を装備している。
恐ろしいことにおいおいランポルギーニーチータだぞ。最高速度150Kmの車だ。バイクではすぐに追いつかれる。単射をさけて、山道のわきへのがれ山なりの道の急カーブで、俺は瞬間、道の片側の丘へ500Xg近いバイクをはずみをつけ押しあげた。ししばらく丘の上をとって返し、追撃してくるチータのこなくそ野郎の真上へ、バイクごと落下した。バイクのタイヤの下で射手は押しつぶされた。クソったれチータはカープの道の壁へ激突し、横転した。ザマアミロ。
運転手の野郎はフロントフレームを突き
破り、頭をくねらしている。もう俺のバイクもおしゃかに近かかったが、ドッコイドッコイだ。何とか動かせる。
血まみれのバイクボディはあまり気持ちのいいものではないが、しかたがあるメエ。。
フダン樹をすぎ砂疆地にはいる。小屋がみ
えている。側に先租の霊をなぐさめる拝所
(うがんじよ)があった。 聖なる場所だ。
俺はね心で拝む。何の攻撃もない。
おかしい。そう思った瞬間、俺の体は思いっきりオートバイごと持ち上げられ、突然の閃光が俺を盲いさせた。
とてつもない爆音が一瞬俺をつんぼにした。一瞬、俺は無意識にオートバイをけって自分から体を空へ投げだしていた。
くそつ地雷原だ。何をしやがる。本格的な奴らだ。クソったれ。
回転しながら着地したが、俺の背中の守り神ウィポンパックはバラバラに吹飛んでいた。クソったれザマねえ!俺も着地のショックで一瞬気を失なった。
■ 気がつくと、5名のクソったれヤロウ男達がM16アサルトライフルを手にして立っていた。のがれようがなかった。
俺は男達に連れられ目の前に見えた小屋に入った。が中には子供の姿はない。
「おい、お前たち南条則夫くんをどうしたんだ」
が、このクソったれ男達は無言のままだった。この俺様を椅子に手稲にもくくり着けた。
一人の男が熱々のガス・バーナーに点火し、俺の方に近づけようとした。クソったれの一人でもある俺を拷問にかけようという魂胆らしい。
俺は椅子ごとコイツラの方へ勢いよく後へ
倒れ込み、同時に右足でカスーバーナーを持つ男の又ぐらを蹴り上げた。
カスーバーナーがころがり、悲鳴を上げる一人の男の体にまともに火が乗り移り、さらにはクソったれ共の小屋にも火が移る。ザマアミロだ。
後に倒れた瞬間、木の椅子はバラバラに壊れた。一人の男がM16を構えようとしていた。椅子の足のキッパしを矢じりのように投げつけた。
椅子の切れ端は男の顔ど真ん中に血まみれに突ささった。ラッキーストライクだ、木切れ顔抜け男はM16ライフルをとり落とした。投げた一瞬、俺は体を横に投げ、もう一人の男のM16ライフルの連射をのがれ。床にころがっていたM16を取り上げ、横ざまに連射した。
やれやれクソったれ全員が倒れていた。
いやいやラッキーだ。一仕事終わりだ。バンザイだ。
がしかし
部屋の隅に、俺のウィポンパックが整理されていたので、それを担ぎ上げた。外へ飛び出した俺は、火に包まれている部屋の窓へ手榴弾をほおり込んだ。後片付け。掃除はきちんとだ。続いて爆発音がおこり、小屋はとてつもなく上にうきあがり吹き飛ぶ。御愛嬌。
再び、重機銃の火線が俺を襲った。小屋の側に見えていた拝所うがんじよに砂袋に
囲まれた銃座がのぞいている。
こいつはとても強力なMG3重機銃の銃座だ。俺は、岩陰に走り込み、ウィポンパックからウジ=ナブマシンガンを取り出し
、グレネード弾を装着する。榴弾である。
発射する。閃光がおこり、銃座は静かになった。2ストライク。
がしかし。奇妙だが。
急に拍手が聞こえた。
それはこの血なまぐさい肉片だらけに久賀島に異様に響いた。俺は空耳かと思った。
拝所の戸びらが開いた。
「ブラボー、ブラボー」甲高い声が、誰だ。
■10歳くらいのガキが手を叩いてぃやがしたくそっこのガキは一体。が
俺の胃は驚きのあま力飛び出しそうになった。
そのガキの顔は南条のオヤジから預かった写真とうり二つだった。この肉片血の海だらけパーテイにそぐわない。そいつが孫の南条則夫なのだ。
ザ・ゲーム(1979年作品)第5回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所