第6話

文字数 1,432文字

第5章 アトラクションキャストのセリフから学んだゲストを惹きつけるトークの確立2とモチベーションを創ったキャスト時代
 
  第4章で、アトラクションキャストのセリフから学んだゲストを惹きつけるトークの確立について話したが、今度はその第2弾についての話である。ユニベアを販売していた時、アトラクションキャストの影響も大きいのも事実である。大勢のゲストの前で、自信を持って話している姿にはこれまでずっと魅了されてきた。アトラクションキャストのセリフなどを模倣して日々のゲストサービスに活かし、商品を販売することなどもできた。ゲストサービスに対してのモチベーションを保つことがはじめ必要であると自分で気づいた。モチベーションを創ることでたくさんのゲストに良いサービスができるのは、こういうモチベーションがあったからあるとも思う。実は英語教員として勤めていた時や教育実習の時、生徒たちには授業に入る前の導入として5分~6分程度のアクティビティ(ウォームアップ)をやってから本格的な授業に入ることでモチベーションを創ってきた。これがあってから日々生徒たちは授業が楽しみと思ってくれ、授業の内容に入る時もモチベーションを保ちながら授業を楽しんで受けていた。ゲストサービスの経験がここでも活かされ、「学校」という場所でも役立っていった。モチベーションはちょっとしたことでも大切になってくるはずである。僕はユニベアという商品を売るためにユニベアの販売ストーリーをゲストたちに伝えることで、ゲストにも購買意欲を創った。教員時代の話はそののちの話だが、生徒たちにモチベーションを上げて授業を創っていったのもこの経験がなかったら、楽しませて授業をつくることができなかったかもしれない。アトラクションキャストのセリフそれらがストーリーとして世界観を描いていること、そのストーリーを語ることで惹きつけるトークを創る。ユニベア販売時もストーリーがあったのでそのストーリーを語ることをメインとした。ストーリーに興味を持って聞いてくれることが多かったのでストーリーを考えることにしていった。そうすることで、ゲストが「楽しかった」「また聞きたい」と思ってくれる。僕の中でストーリーを語り、楽しんで話を聞いてくれるのがもう一つのモチベーションにもなった。心理学で、内発的動機づけと外発的動機づけがここで主に役立った。その後の大学時代でも心理学について学んだことも大きかった。また教育心理学でも同じようなことをやったので学びになった。ディズニーストアのキャストをやるようになってからモチベーションを探していくようにもしていった。その日によってモチベーションも異なってくるので、維持するために何かを考えていくようにもした。アトラクションキャストからトークについて学び、それをユニベア販売に活かすことで貢献できたのは良かったと思う。売れなかった新人時代の頃を思い出すこともあり、今とまるっきり違うことを実感していた。心理学を通じてというのもあるし、自分がどうしたら商品が売れるかということなども考えたことなどだったかもしれない。ディズニーリゾートに行った際に、アトラクションに乗った体験があり、その体験が活かされているとも思える。自分が体験したことが仕事の場で活かされるのは、楽しいことでもあると思う。日常にある楽しさをゲストたちに伝えていけたのは、ディズニーストアキャストとしてのやりかいでもあった。
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