第1話 小学生のころの兆候

文字数 447文字

僕はいわゆる精神障害者。

うつ病、パニック障害、被害妄想、自殺志願・・・
いつからだろう。
今思うと、小学生の頃から兆候はあったのかもしれない。
人前で話すことができない。顔を真っ赤にして汗だくになる。
それでも負けるのが大嫌い。勉強も運動も負けないために努力した。
跳び箱が飛べなかった時も、放課後飛べるように練習した。
勉強も一番になりたくて勉強した。
野球が好きで将来の夢はプロ野球のエース。
誰にも負けたくない。どこかで自分に自信がなかったのかもしれない。
一生懸命努力した。

でも、人前で話せないから、うまく伝えられない。
ただ、認めてもらいたかったのかもしれないけど、
何を考えているか分からない、面白くない、むかつくなど
ひがみもあったかもしれないが、陰口を言われることも増えた。
時には殴り合いのケンカもした。

好きな女の子もいたけど、好きと言えないからじーっと見てた。
他の子にあの子のこと好きなの?と聞かれても
「別に・・・」
とだけ言うのが精いっぱい。
だから気持ち悪かったのかもしれない。

孤独・・・
それが兆候。
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