お椀に映る少女

[健康・医療]

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5件のファンレター

 訪問介護員の主な仕事内容は、自宅で生活をしている障害者や高齢者の食事や排泄の介助であったり、料理、掃除等の家事援助を行うことである。
 介護士の女性・胡桃沢は料理をすることが苦手なのに、この「自宅での生活を支える」訪問介護の仕事をすることになった。
 そんな彼女の初めての訪問介護を通して、高齢者の心理を描いた超短編小説。

目次

完結 全1話

2023年08月11日 12:14 更新

登場人物

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ファンレター

尊敬しています

仕事柄、私も訪問介護の方にお会いすることがあるのですが、様々な配慮や知識が必要となるうえ、中には心をえぐられるような出来事もあると思います。 最後の東田さんの言葉に、はっとさせられました。年齢とともに叱られることが増えるというのは、私達が思う以上にお辛い方があるのでしょうね。私も気をつけなくてはと身が引き締まりました。 このお話で多くの事を教えて頂けました。ありがとうございました。

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じーんとしました

 介護してやるという事では無く、一緒に生活を作っていく。ある意味理想的なヘルプでジーンとしました。私も高齢になって一人取り残されたらこんな方に来ていただきたいです。心にしみ入るお話でした。

返信(1)

タイトルが好きです

面白かったです。 タイトルの「少女」っていうのが良いですね。思うように生活できなくなったことで顔つきも険しくなってしまったけど、ふと自分らしさを取り戻した瞬間に、昔の面影が差すっていうのが沁みます。 歳を重ねると仕事や体調でままならないことが多いですが、望んでそうなった人なんていないんですよね。誰かにとって生きがいを取り戻す一助になれたら、自分もうれしいだろうなと思いました。

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主務様

 嬉しい言葉をありがとうございます。ファンレターから作品を深く読んでいただけたのがわかり、感無量です。 私自身、訪問介護を経験していたために書けた作品だと思っています。また機会があれば介護を題材に執筆をするつもりですので、その際は是非読んでいただけると幸いです。丁寧な感想、本当にありがとうございました。

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訪問介護の分水嶺

ごめんなさい、自分ヘルパーではなくてデイサービスで介護職をしているだけなんですが、こちらのお作、理想的な訪問介護だったのでこのタイトルにしました。勝手もわからないお宅へひとり訪問し、あれをしてとかこれを作って、といわれた際の動揺、そして徐々にリアルニーズへ近づく、この流れを登場人物2人だけ、場面も家だけ、とにかくシンプルで削ぎ落とされた材料で描き出している筆力……すごいです。「細かな現場の描写がリアリティや雰囲気を添える」ではなく、「現場自体がリアル」。昨今の非現実的な舞台設定の小説を否定する意 ... 続きを見る

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小説情報

お椀に映る少女

蜂賀 三月  Apis3281k

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
健康・医療
タグ
【2000字お仕事】, 介護, ホームヘルパー, 高齢者, 超短編小説, お仕事小説, 訪問介護
総文字数
2,022文字
公開日
2020年10月19日 17:52
最終更新日
2023年08月11日 12:14
ファンレター数
5