お椀に映る少女

[健康・医療]

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5件のファンレター

 訪問介護員の主な仕事内容は、自宅で生活をしている障害者や高齢者の食事や排泄の介助であったり、料理、掃除等の家事援助を行うことである。
 介護士の女性・胡桃沢は料理をすることが苦手なのに、この「自宅での生活を支える」訪問介護の仕事をすることになった。
 そんな彼女の初めての訪問介護を通して、高齢者の心理を描いた超短編小説。

ファンレター

タイトルが好きです

面白かったです。
タイトルの「少女」っていうのが良いですね。思うように生活できなくなったことで顔つきも険しくなってしまったけど、ふと自分らしさを取り戻した瞬間に、昔の面影が差すっていうのが沁みます。
歳を重ねると仕事や体調でままならないことが多いですが、望んでそうなった人なんていないんですよね。誰かにとって生きがいを取り戻す一助になれたら、自分もうれしいだろうなと思いました。

返信(1)

感想をありがとうございます。書いていただいた通りで、作者の気持ちを汲み取っていただいて本当に嬉しかったです。利用者を「高齢者だから」と見るだけじゃなく、その方の昔の姿も知っていけるようなヘルパーでありたいと思っています。