ペルソナ三枚重ね

[現代ドラマ・社会派]

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子供の頃に虐待されて育つと、人を信じられなくなるし、子供を持つことはもちろん結婚も怖くてできなくなると思う。
もしかしたら、今結婚や出産をちゅうちょしている人がいてその原因が不幸な子供時代にあるのなら、きっと大丈夫ということをまず伝えたいんです! 主人公雅のように、真っ暗で悪態をついていても、誰かがきっと見てくれて変わることができる。幸福な子供が沢山増えて、笑顔を振りまいていたら、きっと子供を持つのもいいなーと思う人も増えるのでは? それがもしかしたら一番の少子化改善対策になるんじゃないかな、とささやかな願いを込めて書きました。
もしもこれを読んで、毎日虐待のトラウマに苦しんでいる人がほんの少しでも希望が持てたら、それが一番の願いです。

主人公の雅は、毒舌を撒き散らし友達の1人もいない孤独な毎日。嫌々上司の息子年長さんの彼方を預かったことから、事態は思わぬ方向に進みます。彼方の保育園の保育士高木から初めて褒められるけど、警戒ばかりが先に立ち・・・。
本当は日々母親から虐待を受けたトラウマに苦しみ、何の希望も持てずに生きていたのに、高木はそれさえお見通しで、いつしか欲しくて欲しくてたまらなかった愛に満ちた言葉を沢山くれます。ほぐれた雅の心は、どんな未来を紡ぐのでしょう?

登場人物

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ファンレター

毒親は一生残る

毒親のことを改めて考えました。 それを事実として知ってるけど受け止める人、受け止めない人がいるのかもしれません。 価値観の押し付けはきついですね。これからの作品も楽しみにしています。全て読みました。

この先に期待!

一気に読み進めました。 親からの虐待ではありませんが、子どもの頃の辛い思い出から気持ちを上手く出せなかったり、自分を守るために攻撃的な言葉を相手に投げかけたりする自分にも重なるものがありました。 育ち直しをしている雅さんがこの先どのように変化していくのかが気になります。

愛情の出し惜しみはもうやめようと思いました。

私も感情をそのまま真っ直ぐに表すのがあまり上手くないから、みーやん頑張れ!って応援したくなりまぢた。 特に、初めて訪れた上野さん宅で、彼方が堪忍袋の話をした時。みーやんったら、ホントは彼方を力一杯抱きしめたいのに、余計なことぐるぐる考えちゃって抱きしめられなくて。そのあとのみーやんの切ない逡巡。自分と重なります。 保育士になったみーやんの話も読みたいです。

涙が止まらない

主人公の雅の考え方が最初はあまりに黒いので「えっ!そんな返し方あるのか!」と驚いていましたが、雅の生い立ちを知っていく中で、だんだんと雅に惹かれていきました。可愛らしい彼方とのやりとりや、上野、高木の人柄もストーリーを彩って、途中から感動で涙が止まらなくなってしました。文体も軽快で読みやすく、内容も新鮮でかなりオススメです。

辛さを軽妙な筆致で

重いテーマにもかかわらず、軽やかで、笑えるところも、いくつもあり、書いた方の人生経験の豊富さと優しい愛情が強く感じられる作品んでした。 ヒロインの頑固さが時折滑稽ですらもあり、一生懸命鎧を纏っているつもりなのに、見抜かれてしまう。 見抜ける人は理解者、味方。 長いこと、理解者に恵まれなかったヒロイン、さぞさぞ辛かったろうなと、包んであげたい気持ちになりました。

日向の匂い

すうーっと読み続けられる小説でした。 焦れる事もなく 先走り過ぎて追うのに疲れる事もなく。 作家の方と恐らく年齢も近い気がします。それとも単純に好きなんですかネ。選ぶ言葉が。 雅 上野 彼方 真弓 ショートカットの女 そして「あの女」の中にも いつかの自分自身 どこかにいた切り取られた自分自身を垣間見ます。 でも高木先生の要素だけはまだ持ち合わせていません。 「愛をあげる、無制限に。」そんな相手にめぐり逢いたいものです。 他の作品ももっと読みたくなりました。 ありがと ... 続きを見る

北風のあとに太陽が輝く

ここまでひどくはないけれど、身近に似た方がいたので、雅さんがどう変わっていくのかわくわくしながら一気に読んでしまいました。彼方君が可愛くて、こんな子どもと向き合ったら、嫌でも素直になってしまうかなと思います。これが雅さんの独白だけの物語だと、かなり痛い話でしたが、彼方君と高木先生の存在によって、救われます。虐待母から雅さんがどうやって脱出したのか、上野さんがどうやって克服したのか、続編があったら読みたいと思いました。

小説情報

ペルソナ三枚重ね

小林ますみ  trdpy132

執筆状況
完結
エピソード
5話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
虐待, 毒親, 毒母, 虐待サバイバー, 虐待連鎖を止めよう, 子供生んでも大丈夫, 【リデビュー小説賞】
総文字数
49,065文字
公開日
2019年01月22日 20:35
最終更新日
2019年01月23日 00:13
ファンレター数
7